人気商品を取り置きしろと電話や店頭で暴れる連中が結構居る。それが秋葉原なんかではよく見かける。何だって予約しなかったんだと。まあ、予約云々は良いとして、何でそんな横暴が通用すると思っているのかと。私は常々思いますね。
大手家電量販店はゲームソフトを1本売れば1割の儲けだとか。5000円の商品なら、500円の儲け。この価格帯のゲームの仕入れ値は大体3000~3500円。それを10%引きで更にポイントが付いて約20%引きになる。で、大体4000円。差し引き500円の儲け。勿論、経費とかがあってそっくりそのまま懐に入るわけではありませんよ。
掴みはこの辺にして、人気商品を取り置けと暴れるオッサン(団塊)が多い。
「孫の為に必要なんだ、オレの言う事が聞けないのか!」これが最早テンプレート。
「買ってやると言ってるんだ。何で用意できないんだ!」
これもコンボです。ハンバーガーにポテトを付けるよりセットです。
こいつらは、このようにアホンダラだから企業戦士として疑う事も知らず生きてこれたんだろうな。と、そう思えるような暴言、行動多数確認。世界で最も幸せな種族ですよ。
ちょっとでもマトモな脳味噌を持っていれば分かる事です。いつ入荷するか分からない商品で、非常に人気があり、店頭に並べればすぐに売り切れてしまう。そんな商品をわざわざお前一人の為に取り置く必要がドコにあるのか?
・すぐに金になる商材なのに、取りに来るかも分からんオッサンを待つメリットは?
・特別な対応をしていたら、他の客にも同じようにしなければならない
加えて、こういうアホを付け上がらせないためにもマニュアルが決まっている。マニュアルを批判したがる連中が居るが、マニュアルとは法であり、軍で言う規律。これを曲げる事は、店の流れを止めること。販売戦略に響くわけです。個別に応対して欲しければ、街の小さなゲーム屋さんの顔馴染みにでもなりなさい。企業の運営の邪魔になる連中に給料を払っている社員の実働時間を奪われてなるものかって事。そんなクズは幾らでも居る。アンタに売らなくても買う奴は居るんだよ。
まあ、街の小さなゲーム屋に同じように置いとけ!って言っても無駄でしょうがね。
馴染みの客でもない限り、お断りされて仕舞いです。
大手家電量販店は機械的な対応で無機質。品格が無い!とかヌかしているようですけどね。
品格どころか品が無いよ、アンタら。馬の骨が品格を語るとは何とも滑稽。
街の商店は人情味に溢れている!とか言いたいんだろうけども、
街のゲーム屋でも断られるよ。常連でもないアンタらではね。
はっきりと申しまして、在庫の取り置きどころか、在庫の確認すらしてもらえない。
それが世の流れであり、そこにこそお客様第一主義のエッセンスがある。
ココが分からんバカタレに、どやしつけられる理由なんて無かろうに。
我慢に我慢を重ねる販売担当者の皆様、ご苦労様です。
と言いますのも、在庫があるかどうか聞いてくる連中は、来るかどうかも分からない連中。客ではない。対して、店頭でありますか?と聞く人は客です。「後で行くから置いておけ」だのではなく、「下さい」。今、目の前で店頭まで足を運んでくだすったお客様より、横着カマして電話越しにどやしつけた野郎を大切にする理由がどこにある。「店頭まで来て手ぶらで返すわけにはいかん」という発想こそが人情であって、テメエらの横着に答えるのが人情じゃねえよ。自分の思い通りにいかない物に対して義理もヘッタクレも無ぇ世の中になったもんだ!などと言うに至っては、社会の常識やシステムどころか、義理人情すら理解できないただただ無為に年齢と食料を消費してきた穀潰しでしかないと言っても良いのではないだろうか。
実は店頭に足を運んでいると、次回入荷日未定だったとしても何となく入荷の日取りが分かるようになります。明確には教えてくれませんが、匂わすような発言をする場合があったりします。それを信じてもう一度足を運べる人は商品を手に入れ、それが出来ない鈍ら者は手に入れられないわけです。実に単純で明快でしょう?努力する者が報われるのは当然です。電話や店頭で取り置きしておけよ!は努力の内に入らんわけです。
【大蛇足】
かつて某京都の超有名ゲームメーカーの商品がいつ搬入されるかをチェックした事があります。足しげく通いつめる事で、特定の時間に特定のトラックが搬入口に荷物を下ろす。その少し前にゲーム売り場に館内放送が入る。当然、客には分からない店員だけの館内放送が入ったりする。それらを全てチェックした。某量販店のトラックが秋葉原内を通るルートを私は完璧に把握しています。
「6階担当の○○さん、内線150番までお願いします」
今もそうかは知らないが、かつてWiiやDSを買う為に躍起になっていた頃は、これを聞いて10分後くらいに6階のレジ付近をうろついていれば買える。もっと言えば、自転車売り場付近をあてもなくさまよっていれば、カーゴに乗せられたお目当てのものが運び込まれてくる。前日や、その日の入荷前からにわかに店員の動きが慌しいとかも判断材料になりますね。
店頭で酷い難癖をつけている取り置きジジイを見つけたら、残念そうな視線を送るだけでなく、館内放送も聴いてみてください。恐らくは、内線の呼び出しで、「館内○階、9番対応お願いします」とか言いますんでね。ええ。9はク(9)レーム対応ってのが一般的なようです。クレーム処理のプロ、怒られ方の達人が飛んできたりするかもしれません。
更に蛇足中の蛇足ですが、アキバのド○キさんよ、客がやったら増える時間があって、レジに20人以上並んでるのにレジ1人って何よ。レジ係はさっさと2階総合レジに7番対応を求めなさいよ。「店員さん、内線7番」って言ってやろうかと。いや、多分ド○キは7番がレジのヘルプだろうなと思っただけで、全然確信があって言ってるわけじゃないんですけど。靴下と缶コーヒーを買うのに、20分近く時間を潰さなきゃならんかったでしかし。店内のハガキにクレームを書けば、直接上まで行くらしいけど、それはそれで可哀想だしなあ。客の流れくらいは徹底して欲しいものです。