アキバ系雑談

吾妻氏の件

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シリーズmixiにしようと思いましたが、やたらと長くなったのでここに。氏がけいおん!を批判したとかで大荒れになっているという物の話題です。けいおん!が終わり、特にコレと言って団結するものが無くなった今、祭に参加して結束したいだけの寂しがり屋のショウタイムが始まったというだけ。その燃料が吾妻ひでお氏の日記だったと。まあ、氏の日記を見ていて、腑に落ちないことの方が遥かに多いんですけどね。


・内容が原作に輪をかけて空虚
・誰だこいつ(作画的な意味で)

吾妻氏の場合、アニメを見て否定ありきでマンガを読んだようなので知りませんが、原作ファンだった場合はこういった批判が成立するんですけどね。原作との差、違和感、如実に盛り込まれた拝金主義への拒絶反応と。よくあることです。

ですが、氏の場合にはテレビでやった金曜ロードショー版「劇場版ヱヴァ:序」の画面がアニメのくせに暗すぎるだの、SFのくせにオカルトに勧誘しないでくれだの、どう考えても感性がズレているように思う。まるで無理して「問題点」を見付けて書かれた大学生のレポートだ。何を今更言うておるのだねチミは?と教授に言われてしまうだろう。映画が暗い事、ヱヴァがロボットアニメを装ったなんちゃって哲学風アニメである事は自明、周知だろうに。序に関してはそうでもなかったろう。まだまだロボットアニメをやってたと記憶しているが。まだまだ自分の好きな「ロボットアニメ」と数えられる期間ですよ。

エロもグロもナンセンスもユーモアも無い!というのは、今の時代の批判には適さない。というのは、ゆとりがどうだとかこうだとかとは別問題として、「当たり前の日常を面白く描ける才能があるとすれば、それほど面白い事は無い」と私は日頃から思っているからです。その為に、良く耳にする上記のような批判はマンガをどれだけ読んできていないんだと失笑して仕舞いなわけです。朝起きて、顔を洗って、朝食、学校という一般的な高校生の日常を、ただただ描き連ねるだけで読者がグイグイ引き込まれるような作品。そんなものがあるとすれば、その作家は天才です。一種の風潮と言うか、挑戦なんですよ。現代マンガの。

一人の天才が殆どの新雪を踏み散らかして死んでいきましたから、それからというもの、新雪探しか同じ斜面をいかに上手く滑るかを競ってきた。しかし、それも限界だ。じゃあ、どうするか。マンガの新しい局面に入ったと言っていい。それは、上からもたらされたと言うよりも、陰鬱とした空気を打破する為に作者、ユーザー双方に自然ともたらされた転換期です。

「空気系」と呼ばれるマンガの勃興は、描くに値しないと思われていたテーマを見直し、そのテーマに挑んでみるという「灯台下暗し」に気付いた作品群です。やれるかどうかは分かりません。多くの場合空虚な作品に見えますが、中にはそうではない物も出てきます。有名なものとして挙げれば、「よつばと!」ではないでしょうか。

「界王拳4倍だぁぁぁ!」「マッスルスパーク!」の時代は終わりました。
過渡期なんです。いつまでも王道を走っていても、衰退するばかり。10~20年ごとの過渡期。「何にも無いがあるマンガ」が成立するかどうかの過渡期。成立しなければこのまま低空を飛行し、マンガは衰退するでしょう。文化の分岐を否定してはいけません。否定すべきはどう考えても知識不足で、広告代理店を筆頭に、企業の宣伝に騙されて評価を上げ下げする連中ぐらいなもんで。

吾妻さん、物を知らんな?と言われて終わるで、しかし。
けいおん!は原作の方が面白かったと思いますがね。
同じ事を言っていても、順序が逆なんで氏の意見は支持しませんが。

【追伸】
この人をあんまり刺激するな。刺激されるような事を言う人なんだと思って欲しい。
世間は「けいおん!」に否定的な事を言った氏に対して、無名の作家の売名行為だ!などと辛辣(とも言えないか)な言葉を浴びせるが、氏の過去を見れば分かるだろう。そういう人なんだ。そういう人への対応は、社会通念上どうなっているか。もう、お分かりだろう。

【大蛇足】
自分(私自身)のやさぐれた中学時代をマンガにすれば、なかなか楽しめると思う。自分で言うのも何だが。学校に行き、部活動に出る。不良ではないが、悪の側面を持っていた頃。別に尖っているわけでもないのにケンカを売られ続け、暴走族の構成員とやりあい、賭場に入り浸っていた頃。表と裏の人格で回していた中学時代の精神分裂状態は、自分自身なかなか面白いものだと思います。皆さんが面白いと思えるかどうかは分かりませんが。殆どが博打の話になっちゃいますけどね。体を壊していた中学2年の時期なんて、毎日5時間~麻雀牌を握ってましたっけ。

ケの日とも呼ぶべき普通の生徒と、ハレの日とでも呼ぶべき悪漢、博徒としての自分と。
ハレとケ、決して逆じゃありませんよ。私は人を食って生きる小汚い生き方が合っていると思いますし、活き活きとします。そういったクズ人間なんです。また、表の自分はぐうたらで楽をして生きる事以外に何も無いクズです。今の自分ともいえますね。2種類の日常とクズっぷり。思い出すだけでも面白い。その片割れは今でもPCの目の前にデンと構えて、そのむさ苦しい指でキーを叩いてますけどね。

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