どうやらブログというのはもっともっと自由に思ったことを適当に、短く書く場所だそうで。気付くのに5年もかかりました。我ながら阿呆です。昨日食べたものとかでもいいんだそうで。
サンデーは落ち目と言われますが、1980年代と比べちゃいけない。
1990年代と比べちゃいけない。あの頃はジャンプ黄金期。
どのマンガも素晴らしく面白く、読み捨てる部分が無かった。いわゆるマンガ黄金期。
ただ、サンデーにも陰りを感じるのは確か。私の個人的な趣味の問題かもしれないが、
史上最強の弟子ケンイチにその片鱗を見る。
・ケンイチが強くなり過ぎた
・キャラが増え過ぎて収拾がつかなくなってきた
・師匠の出し惜しみ、出し過ぎ
・ヒロインの立ち位置が空気
もう、切る事もままならない状況なのか。次の作品が無いからか?
私は急速につまらなくなったように思う。学校の不良共とのケンカで済まなくなった辺りからそう。
何でもかんでも短期間に気合と信念だけで習得し、あっさり勝ち過ぎる。
ギャグとバトルの間にある空気のズレが顕著になり、読み手に違和感を与える。
展開が遅くて文句が出ることはあっても、展開が速くて文句が出ることは珍しかろう。が、自分はこの作品の展開の速さがもう、見ていられない。次へ、次へと手を打って延命処置を施しているようでならない。
これぞ技撃軌道戦!とか言った側からなんかそれっぽい技使い出すし。
才能の無い人間が懸命に工夫と努力で勝つってのが良かったのに、
なんとはなしに強くなっちゃいかんだろう。達人だけが習得できる領域であって、達人と弟子との間には天と地程の差がないといけないと思う。
しかし、その達人に幅があり過ぎて、ガキで寄ってたかってかかれば勝ててしまったり、
ちょっと才能がある「弟子」なら倒せてしまったりする。そいつはもう弟子なのか?
流水制空権辺りから完璧に足を踏み外した。
駄作マンガの山を登り始めたという表現は正しくない。山登りは自分の意思でやめられるからだ。
駄作マンガへの道を堕ち始めたと表現すべきだろう。落下は自分の意思では止められない。
どこぞで出てきましたね。この表現。
エロい表現を連発しての人気取りも評価を下げる。読者層が中学生くらいならあれでもいいのかもしれないが、いい年こいて昔から読み続けている人間からすれば辛い。土臭さの抜けない昭和のマンガから、商業的に洗練された平成のマンガに切り替わった(内容、絵的に)のも痛い。
ヒロインのスタイル変更で心境の変化をうんたらかんたらーとか言いたいのかもしれないが、あれはマイナスではないか。見た目的にもキャラの厚さ的にも薄っぺらくなった。持ち直せるなら越した事はないが、この時点で強過ぎる弟子をこれから弱くするわけにもいかないだろうし、かつての輝きを取り戻すのは困難か。