シリーズアキバ

終末思想と魔女狩り


シリーズ毎度毎度のmixiからの転載です。mixi書く暇があったらこっちもどうにかしろって話ですよね。今回は終末思想から見る異質な存在排除への道程についてです。


記憶に新しいところから行けば、ノストラダムスでしょうか。1999年7の月、恐怖の大王が降りてきて・・・ってやつですね。こういった思想は大昔からあるわけです。このノストラダムスもそうですが、平安時代の日本にも末法思想というものがありました。

末法思想とは、この世から仏が居なくなり、世情が混乱し、人々が消えてしまう。というもの。当時、飢饉や疫病が流行った事もこの思想に拍車をかけました。その証拠に、大仏を立てたり、貴族が宝物を方々の神社や寺に収めたという記録がありますよね。

疫病や飢饉なんてのは、それこそ大昔からあったわけで、都市化が進み始めた平安時代の都において、多くの人々が交流し、口から口へと末法思想が伝えられていくうちにコンテキストとなったわけです。

現代ではそれをマスコミが担っているわけですね。最近の若者がおかしい。こういったニュースは、年配の人間たちの有能感やプライドを満たしてくれるだけではなく、このままでは日本はダメになってしまう。という一種のパニック状態を誘発させる為に、冷静な判断を鈍化させ、簡単に受け入れさせる。

「お宅の床下はこんなに腐ってますよ!」
って言われて改修工事を受けてしまったり、
地面に小銭をぶちまけて、親切心で拾ってくれる人の財布をスったりするのは、非日常的な状況によるパニック状態を上手く利用しているわけですね。

世の中は悪くなっていくに違いない。などといった考え方は、生命として陰りが見え始めた人間が抱きやすいネガティブな思考であり、当然年寄りがそう考えやすい

「あんたもうダメだよ!」
って感じの番組が多いでしょう。
「大殺界」だの「最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学」だの。
そしてそれが人気になる。これも一種の終末思想と言えまいか。

終末思想を受け入れた人々が次にする行為と言えば、神仏にすがる事。現代では神仏への信仰心が薄れているのだから、代替物として、「カリスマ」にすがることになる。それが上記の番組を押し上げる原動力なんでしょうね。

また、終末思想から勝手に妄想を膨らませ、さも終末が現実のものとして行動するものが現れる。彼らは、終末の到来を回避するため、諸悪の根源を摘み取ろうと躍起になる。

いわゆる魔女狩りですね。

終末なんてくるかどうか分からない。にもかかわらず、その前提は絶対だと信じ込む。パニック状態ですから。彼らの狩りは、当然同属には向けられない。異質な存在へと向けられるわけです。

それが西洋では魔女であり、現代では若者、オタクだったりするんでしょう。

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