2000年にナムコより発売された、ドルアーガシリーズのGB&GBC共通ソフト。なんですが、本当に知っている人が少ない。私は、今こそこういう作品をリメイクor新作として作り、市場に投入すべきだと思っております。ドルアーガファン、特にカイの冒険ファンなんかはステージ開始音を聴くだけで「ドキッ」とすることでしょう。あれは軽い悪夢です。
この作品は、簡単に言うと「タワーディフェンス」+「トルネコ(シレン)」です。
それに加えて、カードコレクションの要素も少しだけ入っております。
画像を交えて紹介していきましょう。
先ず、主人公は敵の居るダンジョンに攻め込むわけですが、敵もまた自分の拠点に攻め込んでくる。自分の拠点を守るべくクリーチャーを配置し、自分の拠点のオーブを盗まれないようにしなければなりません。敵より先にオーブを盗めば勝利。細々としたルールを無視すれば、このゲームの説明はこれで終わりです。
1)自分のダンジョンにクリーチャーを配置する
2)敵のダンジョンに主人公が攻め込んで鍵を3つ奪う
3)3つの鍵でオーブへの扉を開き、オーブを奪う
これでステージクリアです。敵のボスを倒したり、ステージをクリアしたりすると貰える「カード」は、シレンで言うと巻物みたいなもので、自身が回復したり、強くなったり、クリーチャーを召喚したり出来ます。敵のダンジョン内でクリーチャーを召喚すれば、他の敵の足止めに使えたり、自身のダンジョンへの侵攻を阻止したり出来ます。自分のダンジョンに配置するだけがクリーチャーカードではない。
ステージ開始時にこのようにステージルールが表示されます。1ターンは1行動で、自分が移動、攻撃、カードの使用で1ターン消費。自分のターンエンドを契機に相手も1ターンを消費して様々な行動を取ります。
ダンジョン内はこんな感じ。敵のボスも自身も何度でも復活できるようです。ただし、復活するまでの間に相手が行動しますから、何度でもやり直せるから余裕!というわけではありません。
ステージをクリアするとこのように男前な主人公が。ドットならではの良さですね。
ヒロインもドットならではの良さが。オープニングムービーも結構しっかりしてますし、GB舐めんなよ!と思わせる一本です。技術の進歩にかまけてばかり居る、今の業界人に遊ばせたい。こんなに簡素な作品が、今でも大人の心をくすぐれるという事実。ゲームとはこうあるべきですね。