画像はイメージです、ほう、何をイメージしているんだね。
近年、マスゴミと騒がれ、報道の一翼がネットメディアに移り、
ネットメディアの悪辣さが目に、鼻につくようになってきたように思います。
飛ばし記事、捏造記事を用い、特定勢力同士を争わせ、アクセスを伸ばし、
ステマに暴言、お里が知れるような発言と、テレビメディア同様に話題に事欠かない始末。
ネットであれば諸手を挙げて万歳三唱、旧来のマスコミをすべて悪とする風潮が
あればこそなのかもしれませんが、なんにせよ、アホが書き、バカが読む。
旧来のメディアと同じ構図が完成した今、その悪辣さを取り上げて然るべき時期と考えます。
いつの頃からか「バカッター」などと呼ばれるようになった簡易投稿サイト・Twitter。
今日もどこかで誰かがドヤ顔で犯罪自慢なんぞするものだから、匂いを嗅ぎつけた狡猾な
ネット住民たちがワラワラと押し寄せては平常運転である。
このような書き出しからはじまったこの記事は、ネット住民を悪人だと切り捨てても
平気な顔をしている。経緯はどうあれネットに掲載され、ネットで人が読むのにです。
今回の炎上事件は、近代麻雀と思しき本を電車内で読んでいた男性に、女子高生がエロ本を
読んでいるとTwitterに投稿したのが発端です。この時点で、この男性の名誉は大きく失墜。
エロ本を読んでいたということが事実でなければ、責任問題は免れません。
しかし、このサイトではこう続けるのです。
今日の生け贄は埼玉県の女子高生だという。
どういう脳の回路をしていればこのような文章を盛り込めるのか。
義務教育を終了する前に、おもしろおかしな飛ばし記事ばかり読んで育ったのか。
悪意の目でしかものが見えない、心の貧しい人間なのか。
いずれにせよ、記者と名乗るからには記名して然るべきであり、
女子高生同様に、発言に責任を持たねばならない。
そう思えば、軽々に悪意による特定集団への提灯記事など書けないはずであるが、
まあ、ネットメディアなどというものは、所詮この程度ということか。
これ以上細々と詮索、思索したところで得るものもなさそうなので、
さっさと最後の部分も引用させていただくことにするが、これもまたなんとも……なわけで。
逃亡を図ったと見られる女子高生。サイト内容を保存するウェブ魚拓や関連画像はバッチリ
押さえられており、言い逃れできない状況は整った。今後は彼女が通っているとみられる学
校への電凸などが予想されるが、どのような展開を迎えるのか。男性が読んでいた詳しい雑
誌名と共に気になるネット住民であった。
であった。であったですってよ。ウルルン滞在記ですか。
女子高生が~近代麻雀を読んでいる男性に~であった~って。
確かにね、悪意と興味本位で追い回すネット住民もあくどい。
しかし、人間の人生を左右するような投稿をして、そう簡単に許されるわけもないし、
それを理解できない記者もまた、相当に悪辣だといわざるをえませんよ。
こんなのがネットメディアですか。真のジャーナリズムなんですか。
結局は、何をしたって金を稼いだ奴の勝ち、ですか。
ネット時代になっても、何も変わらないんですね。
それどころか、メディアの林立でより悪質なものが増えたような印象すら覚えますよ。
残念至極です。
【情報元】
・エキサイトニュース