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レビュー・書評に思うことと、再出発

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年に数百、この8年で2000冊以上本を読んできた身からすると、
他人のレビューなんて“てんで”あてにならないと感じています。
例えば、英語で書いてある本を日本語しか読めない人に渡しても
「価値のない本だった」といわれておしまいです。
しかし、その本は数多くの企業家を驚かせた本だったりするのです。

人にはそれぞれステージ、グループがあります。
特定のステージにいない人には、どんないい本や品物も理解できない。
理解できないときに、人は「価値がない」と短絡的にいってしまうのです。

上のステージにいる人間が、下のステージにいる人間のために書かれた本を
読んだとき、「知っているから価値がない」とは通常いいません。
「改めて理解できた」 「以前の感じ方とは違った受け取り方ができた」
というものです。

私は、人間のステージには3種類存在すると考えています。
それらを原初的ステージ、批判的ステージ、良心的ステージと名付けることに
します。原初的ステージとは、無知蒙昧、無能。生まれたばかりの子どもや、
獣のような考え方しかできないステージです。素直であるものの本能でしか
動けず、ときに粗野で、ときに純朴なステージです。

次に、大多数の人がここで生涯を終える批判的ステージがあります。
これは、目につくものすべてが気に入らないという、気に入らないと思っている
ことが気に入ってしまう状態です。気に入らないと批判することで、自分が
原初的ステージから脱したと認知し、自尊心を満たします。
気に入らないことが気に入っているので、本質的に気に入らない物事を直す
ような行動には出ません。

最後に、良心的ステージです。ここにくると、原初的ステージにいる人間のような
ことをいいだします。「感謝の心」「誠実さがすべて」こんな言葉を恥ずかしげも
なくのたまいます。しかし、これはとりつくろっているからではなく、
原初的ステージの人間から、獣の部分だけを取り除いた状態。
人が本来持って生まれたあるべき姿で生きることができるようになった完成形です。
しかし、このステージは非常に高度なため、多くの人間が達することはできません。
人生の成功者の大多数がこのステージにいるため、そんな人が書いた本を読むと、
「真面目に働きましょう」などと書いてあるわけです。
これを見て、批判的ステージにいる人間は
「こいつはまだ原初的ステージの人間か、運がよかっただけのバカめ」
とやらかすわけです。

ですから、本や物品のレビューは信用するに値しません。
批判や原初的ステージの人ではなく、良心的ステージに達した人の
レビューを聞くという手もありますが、自分自身が良心的ステージにいなければ、
結局は耳の痛い話や、耳にタコな話で、額面通りに受け取ることはできません。

そこで、レビューや書評をどうするかということなのですが、
やはり、発進する側(私などは特に)も受取手もともに良心的ステージに
立つしかないのではないかと考えます。
こればかりは本当に難しいことなのですが、価値あるものの真価を見極められるよう、
良心的ステージの人間が集えるような場所、レビューを心がけてまいりたいと思います。 

【蛇足】
このエントリーを読んで、何を当たり前なことをと思った方は、
まだまだなのかもしれません。私も読み返して何を言ってるんだこのアホはと
思いましたので、おあいこです。

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