シリーズアキバ

約10年&2000本の記事を書いた上で考えるアフィと嫌儲について


FREE MONS
かれこれ、ライブドアとYahoo!ブログ併用時代から10年。累計2000本もの記事を書いてまいりました。元々アフィリエイトが嫌いで、青臭い義憤とやらを胸に戦い続けてまいりましたが、ある事件をきっかけにポッキリ心が折れてしまい、長いことブログの世界から去っておりました。それがまたぞろブログをやっている。それはなぜか?無料、正義感が信条としていたことで挫折を経験し、アフィリエイトもいいじゃないかと出戻った。そんな私だからこそ書けることがあるような気がして、今、キーを叩くことにします。

アフィリエイトは悪だろうか

私の考えは「NO」です。先にも述べましたが、元々は「YES」でした。もう閉鎖してしまったものを含め、10年ブログをやってきた間には、大手サイトに取り上げられたり、インターネット情報誌に取り上げられたこともありました。一日に数万PVを獲得することもありました。それでも当時は無料でした。今も無料ですが、当時はアフィリエイトもしていなかった。このネットで儲けようなんて奴は悪だ、ネットはフロンティアだと信じていました。

しかし、アフィリエイトをしていないからといって、世の中は守ってやくれませんでした。発言の責任は有料、無料を問わず当然に発生しますし、サイトが重ければ非難も浴びます。ある記事が気に入らないからと殺害予告を受けたり、大学に中傷ビラを撒きに行くと宣告されたこともありました。ある事件というのはこのことで、今は解決しましたが、当時二十歳になったばかりの私には相当に堪えた覚えがあります。

また、フロンティアが見つかれば、大型資本がやってきます。7~10年前元気だったオタク向けサイトはごく一部を除いて軒並み駆逐されるか、吹き溜まりに追いやられてしまいました。ひとつ、またひとつと更新されなくなるサイトが出てくるたびに、金、組織には勝ち目がないことを見せつけられる思いでした(ほとんどが資本のせいではないと思いますが)。そんな中、秋葉原関係のニュースを供給して欲しいと、何社からかライターの依頼もいただきましたが、資本に屈することが嫌だ、ネットで金儲けなんて許されないと蹴り飛ばしてしまいました。

ですが、社会人になり、ライター業なんてもんでメシを食うようになって、自分がどれほど甘かったかを痛感するようになりました。儲かるからコンテンツを供給する。この不純な動機以外に、継続的にコンテンツを提供できるものなど、ないわけです。学術団体に宗教団体、非営利組織ですら不可能です。養われている身であれば自分が稼ぐようになれば骨身に沁みてわかることです。

最近のネットの論調を見ていると、他人のふんどしやコピーしたコンテンツのみで金儲けをすることに怒っていたかつての「嫌儲」とは違い、オリジナルコンテンツを提供し、それにアフィリエイト等を設置して利益を得ようとすることすら許さないという「堅固な嫌儲」の色彩が強まってきたように思います。

ネットを金儲けの道具にするなという気持ちはわかります。未だに私もそうなのだとどこかで思っています。しかし、金儲けの道具にする以外に、コンテンツを継続的に提供することは難しいのです。そして、オリジナルコンテンツを提供するサイトが減れば減るほど、または、小型化すればするほど喜ぶのは既存メディアと大手資本なわけです。

ニッチだからと細に入り微に入りするのがネットの強味ですが、あまりにも細分化されますと、探すのが面倒になる。結果、検索サイト頼りになったり、大きなサイトを見て済ませるようになる。検索なんてものは、善意だの無料だのを汲み取る力はありませんから、組織と資本を持ってる人間が勝つようになるわけです。

無料には、いい無料と悪い無料がある

無料にもいい無料と悪い無料があります。著作権的にいい悪いという話ではありません。もし自分の仕事(仮にIT関係の仕事としましょう)をどこかの大金持ちが遊び半分で「無料」で提供しだしたらどうでしょうか。農業でも構いません。無料で野菜を配布しだすわけです。農家や卸売業者は大打撃でしょうね。食い詰め、死ぬしかありません。

あれもこれも無料となると、ユーザーは喜びます。正義だともてはやします。彼らに説明しても小銭を稼いでいる人間は絶対に悪なのですから、貸す耳などありはしないでしょう。ですが、無料で提供する彼らの目的は市場の席巻です。フリーで幸せなフロンティアの構築などではありません。Webサービスを見ていればわかることです。無料で広告もなく提供していたものが、ある日突然広告だらけになる。国内の最古参SNS、アメリカの大学生が産み出したアレなんかもそうです。怪しいところに情報をシェアしてどうのと問題になりましたね。軒並み敵勢力を叩き潰した後に、べらぼうな価格で野菜を売りつければ儲かるわけです。

ネットの情報サイトもそうです。資本のある組織が個人を装って運営し、なりふり構わず拡大、利益をあげ、他のサイトやユーザーを攻撃、市場を独占しようとするということが実際に起こっているわけです。ネット関係の法整備は遅れていますし、嫌がらせを受けたからといって、高額な費用を払って調査したり、弁護士に相談する人はほぼ皆無です。黙って潰されていくわけです。

スケールメリットはネットでは特に幅を利かせますから、ジャンジャン更新して、どんどこサテライトサイトを作って、あっちもこっちも実は同じ資本の運営なんてことになってますよね。

我々が求めたのは、無料であることだったのか

改めて思うに、我々がネットに求めたのは本当に「無料」であることだったのか、と。既存のメディアや資本の提灯記事に辟易していたから「フロンティア」を求めたのではないでしょうか。金をとる上に社会の公器だと言い張って、どんなに警告しても受け入れず、とんでもないウソを並べる連中がどうにも我慢ならなかったのではないですか?少なくとも私はそうでした。

しかし今、資本や組織が介入し、ネットの成熟も相まって、一度決別したはずのビジネスモデルにネットが席巻されているわけで、大袈裟ですが、我々が戦うべきは無料であることの死守ではないのではないかと思うのです。ネットがフロンティアであるためにはどうすべきか、みなさんにもお考えいただけたら幸いに思います。

【蛇足的オマケ】
アフィ厨死ねといわれますのでね

アフィリエイト厨、死んでしまえなどの罵詈雑言で切なくなりますので、今月上旬のAmazonアソシエイトの成果を掲載しておきますね。ちなみに当ブログの一ヶ月の運営費はライブドアへ支払う利用料、税込み315円です。ご参考までに(こんなもんスよ

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