はい。何かトンデモ本の空気が出まくりんぐwww
というこの本。雲行きが怪しいので、一度でレビューできないかもしれません。また連載企画となったらばご勘弁をw
折り返しにこのような記事が載っておりました。
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ホタルを見ている3歳児の脳。ふむ。つまり感動しているわけですね。人間美しい風景や興味のあるものを見れば興奮しますもんね。こどもならなおさら新鮮で、感動するでしょう。
メールを打っているときの脳なんだとか。文章を手で書く時よりも脳は働かないとされていますが、手で書いたときとの比較の写真は掲載されていません。比較しないで、都合のいい片方だけ載せる・・・。こんなのはっきりいってインチキでしょう。印象付けでの勝負なんて、科学者のやることじゃないです。
というのも、同じ被験者であるという証拠がありませんからね。
コンピュータで文字を読むと、本を読むよりダメだそうです。
さて、ここで幾つか思いつくままに問題点を挙げてみましょう。
◆真剣に読んでいるのか
◆内容は適切だったのか
◆被験者の差異は考慮されているのか
まず、一つ目。ぼうっと画面を眺めるのと、本を手にとって読むのとでは当然違う。本は読もうと思わなければページの一つもめくれない上、読むと言う姿勢が必要となる。意気込みってヤツでしょうかね。
二つ目。読む内容が、驚くほど難解だった場合、絶対真剣に読まないですよね。こういった調査をやる上で、被験者に本で読んだあと、同じ内容の小説をコンピュータで読ませた場合、絶対に飽きがくるわけで、真剣に読まない。となると、通常別の本を渡しますよね。
前の本がハリーポッターなどの読みやすい小説で、後者が森鷗外の舞姫とかだったらどうでしょう?うわ、読めねえ!ってなれば、脳は動きませんよね。また、被験者がハリーポッターみたいな本が大好きで、純文学が大嫌いな人だった場合、同様に頭は働かないでしょう。
三つ目。被験者が異なる場合は安易に比較できるものなのか?という点。数千人単位で測定するならまだしも、そんな規模で調査された形跡は無いです。
というよりも、最初の写真を見てください。ホタルを見たのが3歳児で、メールを打ったのも3歳児・・・ってわけはないですよね。常識で考えて、3歳児がPCで文を読んだり小説を本で読んだりしませんよね。
被験者が全然異なるのに比較できるとしている点が明らかにおかしい。サッカー選手と野球選手、どちらが優れているか?というような質問をし、答えているようなものです。畑違いもイイトコでしょう。
あと、次にレビューをする事があれば書きますが、「~と思います」とか、「~と推察されます」、「~していたそうです」という、聞き及んだり、想像した事を羅列している点が問題でしょう。責任を負わないような書き方、確証がない、自信がないような言い回し。
これは、ダメな論文の中に散見されるものです。「~というのが学会の考えの大勢を占める」とか、「~ということを想像できるであろう」などといった言い回しの論文は殆ど中身がカラか、誇大妄想にとりつかれ、他人の考えを許容できなくなった石頭教授の論文です。
私の経験則ですが、「私はこう考える」、「私の研究上ではこうなった」というように責任を負った発言をしている本や論文はそこそこ信用できます。逆を言えば、責任を負っていない言い回しをしている本などは大抵ダメということですが。
さて、次回はあるのか・・・。ありそうだなあw
無責任本かよ!って方は是非ワンクリを~。
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