感想文のレビューはまだまだ続きます。人の揚げ足を取らせればオタクの中でも上位層かもしれない私には沢山の抵抗勢力が居りますが、元気な間は「雲隠れ」とか「入院」とかはしないつもりなのでよろしくお願いいたしますw
◆目を見て話さない子供が増えたのはITが発達してきたからのように思う
いつもの感想文ですね。思うんです。増えたとは言っていない。実感としてそうだと言う事。古来より日本人は目を合わせる事を嫌います。じっと目を見つめて話すと失礼にあたる場合が多いからです。
先輩や上司が話しているのを目を見つめて聞けば、疑ってるのか?とかキモチ悪い奴だなあと思われかねません。目を見て話すのは欧米の文化です。著者は米国に居たようですから、混同しているのでしょう。向こうのスタンダードを持ち込んで怒られても困ります。
◆コンピュータやテレビは作文や読書の時間を奪う
書かない人間は書かないし、読まない人間は読みません。私はオタク作家予備軍なので、ゲームやテレビを見ていて、ヤバイ!まだ今日何もしてない!ってことがありますが、普通の人はものを書いたりしません。
テレビやPCの時間がそのまま外出や他の趣味の時間にそっくりそのまま変わるだけです。そんな聖人のような勤勉さを持っている人間なんて居ませんよ。座敷牢に本と紙と鉛筆だけしかないなら知りませんが。
◆言葉が話せない子供の増加はテレビやビデオのせい
子供は何かを真似て学習する。それは言語も同様です。親が話したり、テレビが話したりする事を聞いて言葉を学ぶ。完全に矛盾してますよね。これ。
子供の目の前にわけのわからない映像や言葉が飛び交うのはいかがなものか?とされているようですが、小さい頃は何でもかんでもわけわからないでしょうが。
つまり、テレビから怪電波でも出てない限りこれは矛盾しています。わけのわからないものがダメなら、何も無い白い部屋に1人赤ちゃんを置いておけばいい。極論ですがね。
興味を持つチャンスを奪う事が正しい脳を生み出すというのはバカバカしいにもほどがありますね。
◆最近の残虐な犯罪はITのせい
子供が残虐な事をするのは・・・という事なんでしょうね。
私から言わせれば、オトナの方が遥かに残虐ですよ。子供が子供を殺したり、親を殺すより、親や祖父母が子や孫を殺す事件の方が圧倒的に多い。
子供は産んでくれと頼んで産まれてくるわけでもないのに、産むだけ産んで邪魔になったら殺す方が遥かに残虐でしょう。しかし、子供が子供や親を殺せば3日は最低トップニュースなのに対し、虐待死のニュースは流されます。
最近じゃニュースにもなりません。異常でしょう。子供は人を殺してはいけないが、大人は殺しても仕方が無いというふうな扱いですよ?子供が殺せば社会や制度が叩かれますが、大人が殺す分にはお咎めなし?大人が住みやすい国ですね。ここは。
この点を踏まえて、本書のような論理を展開するならば、
『ゲームやITに触れていない人間は人を殺す』
という学説が完成します。
さて、どうでしょうか?どんな反応があるか予想してみました。
「時代背景が違うから・・・」
まあ、そうでしょうね。じゃあ時代が移ろったわけですから、ゲーム脳とかも諦めて下さい。
「子供より大人の方が力が強いから殺す数が多いのは当然」
誘拐されたら純真無垢な子供をあーだこーだ言うのに自分に降りかかってくるとそう言うんですか。何度も言いますが、子供は頼んで産んで貰ったわけではございません。下世話な事を言うならば、あなた達がヤったから出来たんです。
次回はゲーム脳の比較法についてレビューしたいと思います。
◆今回のまとめ◆
アメリカンスタンダードは日本では通用しません
人間はそんなに勤勉ではありません
白い部屋に赤ちゃんを隔離しましょう
ITに触れていないと人を殺す大人になれます
オモシロかったという方は是非ワンクリを~。
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