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トンデモ学説誕生とトンデモ学者跋扈(ばっこ)のワケ

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シリーズアキバトンデモ学者が跋扈する昨今。ちょっとしたアイデアと知識、学歴があればだれでもトンデモ学者になれる時代ですからしょうがないですね。時は流れても、学歴を妄信する人は多いですし。トンデモ学者に対抗してトンデモ学説を唱えてみたいですな。


トンデモだったとしても、支持者が多くなれば当然国も動いてくれます。どう動くか?といえば、研究機関の設立とか、研究費とかの提供がなされます。血税から。


その例を挙げましょう。1998年11/10の日経夕刊に掲載された記事に、ジャンクフードを食べる子供は非行に走りやすいというものがあります。その原因は栄養だ~なんだと言って、軽食・菓子産業を叩くわけですが、こんな問題でも有名な権威が集められ、予算が編成されたんです。


さて、私は捻くれた変態ですので、ここに記事をよく読んでくださっている読者様は、既に私の習性から考えてどのような反論をするのか容易に予想できたのではないでしょうか?


では反論。ジャンクフードの栄養が子供を非行に走らせるのではない。何故そうなるのかは他の要素に多分し支配されている。その要素とは、非行に触れる機会である。


ジャンクフードを食べると言う事は、必然的に外食、孤食という事になる。親の目の届かないところでの食事が多くなれば管理しきれないのだから非行もし易くなろう。また、ジャンクフードばかり食べるのを善しとする親はあまり子供に気をかけない親が多いと想像できる。


健康面に気をかけないのだから、他の部分(主にしつけ)にも気が回っていない可能性は大である。最後に、非行集団との接点が生まれやすいと言う事。外で買い、食べるのだから当然いわゆる「ならず者」と出会う機会も増えよう。


同じ孤食の人間同士ならば更に親密な関係になりやすい。で、ついつい「できごころ」や「テンションの上がりすぎ」で非行に走ってしまう。


栄養以外の理由を列挙してみましたがどうでしょうか。単純に栄養も含めた4つ全ての理由が均等な力関係ならば、各要素は25%ずつと言う事になります。今、栄養と環境という目で見ますと、比率は25%対75%。外的要因の方が遥かに強い。


ですから、外的要因をどうにかする方が得策・・・
というのもトンデモ理論の香りが漂いますねw
ま、栄養云々よりもずっと現実的だと私は考えますけども。


とまぁ、こんな感じで精査などされずに、権威が金くれ。と言えば国はホイホイ金を出す。金が出れば当然研究が進み、間違った視点から間違った結論が産み落とされる。それをさも宝玉の様な扱いを国、マスコミ、大衆が行って、さらにトンデモ学者がはびこる。


というシステムなんですよね。悪循環もいいとこですよ?


どうしてこうなってしまうのか?

理由はいろいろあるでしょうが、観点を変えて、私は学者の勉強不足を挙げたいと思います。こんな事を言うと、ますます某国立T大学に睨まれそうですが、この際どうでもいいですw


今、教授となっている人たちの時代にはパソコンなんて代物は無かった。統計資料やグラフをまとめるのも手書き。メッシュマップや地形情報の分析も人間の力が頼りだった。そうなると処理速度は人間頼み。猛烈に遅くなります。


つまるところ、処理の限界のため、データや統計が出る絶対数が少なかった。と言う事です。PCの登場以降でしょう。爆発的にデータが普及したのは。今や誰でもエクセル等を使えればデータを作る事が可能です。


であるからしまして(教授風)、今の教授陣は圧倒的に情報に触れていなかったという事であります。昔はそんなこんなで、わけのわからない洋書から引っ張ってきた理論を元に新しい理論を考えたり、統計資料から妄想力でもって学説を産み出していても許される時代だった。


というか、それ以外研究の方法が無かった。ですから、自分の発想力に依存しての研究が当たり前だったんですよ。私は昔の研究を否定するわけではないです。今日の研究があるのは、先人の努力の賜物ですからね。


それはそれとしまして。時代は流れ、統計が容易に作成できるようになっても、現在のトンデモ教授達は若い頃のクセが抜けきらないのです。統計を眺めて主観的な妄想でもって論文を書き上げるクセが。


現在統計が大量にあり、情報も容易に手に入るので、その理論がウソらしいという事は研究者(トンデモ研究者を除く)ならすぐに調べがつきます。しかし、大衆やマスコミなどは調べたりしませんし、私のような若輩者が問題提起しても「若造が!」の一言で一蹴されてしまいます。


余談ですが、指摘されて困ると、トンデモ教授などは「若造のクセに偉そうに!」と言ってキレます。キレるのは若者だけではないようです。キレるお年寄りは更に頑固なので手に負えません。


結論は、妄想で研究が出来ていた時代のクセで、研究方法の劇的変化に対応できない教授が妄想に支配されトンデモを生み出す。また、頭が堅くなってきているので、自分の理論にそぐわない新しい情報は取り入れられなくなっている。


こんな事からトンデモが生まれるのでしょう。トンデモ学説量産は学会のみならず社会を混乱させるので勘弁していただきたいものです。世の中人材の新陳代謝が必要ですね。と言っている私も将来若者に、「頭の堅い~」と言われるんでしょうが。そのときは潔く辞めるべきでしょう。覚悟は出来てますしw

◆今回のハイライト◆
国は結構簡単に権威に金を渡します
トンデモ教授陣は勉強不足です
若造!と言うのは若さ以外叩く場所が無いからです。気にしないように
時代の流れには逆らえないので私も早めに隠居したいものです



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