これはオタ批判の根底にあるでしょうね。ブサイクでデブでメガネで・・・一言で言えばキモイ。キモイ野郎は犯罪を起こしても不思議ではない。この考えをまだ持っている人が居るんですからね。
アメリカが高校生15000人の顔を5段階に評価し、その美醜によって犯罪をするかどうかを調べた結果、ブサイクが犯罪をしやすいという事がわかったそうです。
・・・これははっきり言ってバカ調査ですね。リサーチ先進国アメリカがこんなバカ調査をするとは。日本の新聞社と同じレベル。嘆かわしいですね。
いろいろ言うべき事はありますが、顔の好みはそれぞれですので5段階に分けたと言う時点で甚だ疑問。どなたの好みに合わせたのでしょうか?また、個人の社会的立場もあるでしょう。人種によるものもあるかもしれませんし。
また、ブサイクだから苛められ、結果非行に走るパターンはありえます。これは、ブサイクが原因のように見えますが、実は苛めが原因なのです。ブサイクでも苛めが無ければ恐らくそのような行動はとらない。
犯罪心理学では周囲の環境が個人を犯罪に走らせるのであって、遺伝や先天的な要素は無いという考えが大勢をしめているようです。わたしもこの考えに賛成です。
人間、朱に交われば紅くなる。つまり、朱(原因)が寄って来なければ、紅くはならない(犯罪に手を染めない)。と考える方が自然でしょう。生まれながらにして犯罪者が居るとするならば、それすなわち、先天的にその要素を持って生まれていると言う事。
じゃあ、生まれながらにして言語が話せる人間や歩ける人間といったような要素を脳内に持って生まれてくる人間が居てもおかしくない。
ではなぜこのようなブサイクだからとかオタだから・・・といったような考えがはびこるのか。それは、以前書いた事の繰り返しになるが、
犯罪者は私たち(精神的)健常者とは違う存在
としたいという人間の心理によるものである。「私は犯罪などしない」などという確固たる理由など本来存在しない。その不安定さから心のよりどころを求める。
その結果、私は犯罪などしない。なぜなら、私は犯罪をした人間とは違う存在だからだ。と考える。この考えに理由など存在しない。しかし、そうして心の安寧を求めているのである。
そこから発展し、私と違う異質な存在は犯罪をしてもおかしくない。と考えるようになるのだと私は考えています。
精神疾患のある人間が犯罪を犯したとき、精神疾患があるんじゃしょうがない。とか、やってもおかしくないと納得したことがありませんか?それとおなじシステムをオタクやブサイクというものに当てはめているんでしょう。
生まれながら特定の要素(顔の形など)を持ち合わせている人間は犯罪を犯す。という考えや研究はC.ロンブローゾによって行われた。これが、生来性犯罪説。
しかし、この理論は古い過去の研究であり、現在はあまり支持されていない。しかし、それは学者に限ってである。我々一般人は何でもかんでも分かりやすさを求める傾向にある。
その結果、指名手配反の写真やポスターを見たら、いかにも悪そうだなあ。と感じる。それは、顔に自分とは違う異質な存在が持つ特有の何かを探しているからである。顔の美醜は見た瞬間に見つけることが出来る特徴ですからね。
王子と呼ばせて監禁した例の人が捕まったとき、家族が「こんなにイケメンなのに悪い事するなんて」とか言ってましたし。
精神疾患があっても犯罪者とは限らないのと同じで、ブサイクやオタだから犯罪者だという考えや予備軍だなんてのはアホらしくて付き合ってられませんね。
そんなわけのわからないプライド(?)を持っている人が多いからエリートがつけあがるんですよ?
だって、自分は愚民とは違う存在だ。愚民の言うことなんてたかが知れている。
同じ構図でしょう。私は犯罪をしないってのと。
無根拠もいいとこ。いや、エリートさんは勉強が出来るわけですから、全くの無根拠というわけでもないですが。
ともかくも、こんな研究結果を見て喜んでいるのは社会学者くらいのモンでしょう。どこぞの自称ジャーナリストさんが引き合いに出してオタを叩かないことを祈ります。
顔と犯罪って直結しないよなって方は是非ワンクリを~。
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