人間の頭が吹き飛ぶようなゲームをやって、大喜びしている人が居る。それはまあ、いいでしょう。そんな物は映画にもドラマにもある。ただ、影響されやすい人が居るのも事実。そして、影響されて(るかどうかも未確定ですが)殺人を犯す引き金になる場合は往々にしてそれ以外にも何らかの問題を抱えているものです。
マスコミはゲームソフトのせいで頭がおかしくなったのだと結論付けたいようですが、そう簡単ではない。
そう簡単に結論付けていいのであれば、私にも色々と結論を考えさせてください。
以下は金川容疑者の周辺事情から導き出した犯行の要因となったと勝手に私が結論付けたものです。
もちろん、ギャグです。本気にしないように。
1.父親が外務省職員というエリート。エリートの子供は殺人を犯す
エリートバッシング用ですね。他に金持ちバッシングに発展させることも出来ます。
2.幼い頃に海外での生活を味わっていた。日本の生活に馴染めずに殺人犯になった
ありそうな理由付けです。海外滞在日数が長いほど殺人をする!とか言った方が
不謹慎ギャグとしては面白いのかもしれませんが
3.家族と食事をしない人間は壊れる!団欒の大切さと食育推進を!
某政府機関がやりたがりそうです。ただ、知人や友人が居ない人間は壊れかけたとき、
揺れた時に元の位置に戻りにくい。ストレスを仲間と一緒に発散する面白さと、
自分ひとりでのんびりと発散する満足感は別物。友人や知人がいなくても、家族と結びついて
いれば、それも多少は和らぐでしょう。孤独だと人間はどうしても無責任で自堕落、
自暴自棄になりがちです。誰かと一緒に学校に行く約束をすれば休むわけにはいきませんが、
1人だと弱いほうに流れたりする。それが人間。人間はどうも1人では弱すぎていけない。
4.大型テレビを購入する人は殺人を犯す!
アルバイトで貯めた金でテレビを買い、ゲームをしていた事をまるで原因のようにマスコミが言うので
テレビの方を原因にしてみました。こんな物欲の強い人間だからこそ人を殺すのだ!と。
だから、日本のテレビ生産と放送は縮小すべき!とか言ったらバカ扱いなんでしょうね。
まったく同じことをしているってのに気付かない。
そういう頭の悪さがジャーナリストには必要なのかな?
警察は、家族の携帯電話番号(母親以外)を知らなかった事や、妹に殺意を抱いていたという供述などから、疎遠な家族関係を原因として動いているようです。これが普通でしょ。最後の最後まで護ってくれるのは結局のところ血縁者なわけで。それに頼れないとなると非常に苦しい。その不安感や焦燥感といったらない。
虐待を受けてきた私が言うんだから間違いない。
家族ってのはあまりに過保護ではいけないが、皆無でもいけない。
もう一度ここについて考え、親の育て方に原因を求める方が健全です。
親が悪いって事になると、マスコミの上の方にもお鉢が回ってくるので、そんな面倒なことになるくらいならゲームのせいだ!とセンセーショナルに叩いた方がいいですよね。「あったかい家庭を作りましょう」なんて料理研究家や、家政学者が出てきて喋っても面白くない(私は興味深く感じますが)し、儲からないですもんね。
脳波が!とか、映像刺激が!とか言ってたほうが儲かる。何故か?
教育熱心な親は、ゲームを目の仇にしているからです。ゲームを叩く事は親とスポンサーに媚びる事。
バカですよね。ゲームのせいにして本物の教育、本当の原因を見逃しているんですから。
もっと努力しろよ。親だろ。
作った以上責任持てよ。塾だ何だと無尽蔵に金を使うのが正しい親なのか?
普段はそんなの正しい心の教育が出来ないから・・・とか言いやがるのに、実際のところは
小学校からの塾通いに孤食、外食。親は遅くまで帰ってこない。
言ってることとやってる事がちぐはぐじゃないか。
そんな寄る辺無き教育方針だからまともに育たんのだと、誰か一喝してくれよ。
最後に。ゲームをしてオカシクなるのと、オカシイのがゲームをするのは似ているようで違う。
そこんところを履き違えないで貰いたい。
以前の記事でも書きましたが、元々何らかの欠損を持っている人間が、社会に受け入れられないからアキバやゲーセン、ゲームに流れる。一人でも遊べますからね。そんな掃き寄せられて来たのと一緒にしないで貰いたい。オタクの大多数は異常行動者でも犯罪者でも無い。