秋葉原のゲームセンターは厳しいとか、山の手線内で総武線沿線のメダルゲームは地獄という噂を耳にします。確かにその通り。楽な道のりではありません。しかし、確実に死んでしまうような物でもない。パチンコ攻略法売ります!みたいな胡散臭い勝ち方講釈ではなく、私の単なる日記帳兼秋葉原のゲーム事情です。今回は主にガチャマンボ!サボテンカーニバルです。
ガチャマンボ!サボテンカーニバルとは?
ガチャマンボ!サボテンカーニバル(以下サボカニ)とは、テンポの良いマンボのリズムに乗って、というか乗せられてガバガバメダルを飲み込むことで有名なプッシャータイプのメダルゲーム機です。他のメダルゲーム機と差別化されたメダルの払い出し方法は、中毒者を生み出し続けています。基本は、チャッカーにメダルを通し、ルーレットを回す事で当たりを引いてメダルを吐き出させるワケですが、それだけでは機械のご機嫌次第。面白味がありません。そこで、このサボカニは、実力の介入要素を認めています。それがダブルアップチャレンジ。
ダブルアップにチャレンジしていくと、最大で1600枚の(JP・ジャックポット)、
特殊な条件付で3200枚(SJP・スーパージャックポット)の払い出しが受けられます。他のメダルゲームの払い出しは、一枚ずつコロコロと台上に落とされて、合計千数百枚!なんて事になりますが、このゲームは違います。筐体上部に据えつけられたコンガをかたどったメダルバンクから、最大で800枚がバケツをひっくり返したように降り注ぎます。
けたたましい払い出し音と共に降り注ぐメダルの雨に、エンドルフィン、アドレナリンまでもが大量に払い出される始末。この中毒症状から抜け出せない人も多いはず。私もその1人で、最近の勝利への流れに乗るまでは地獄を味わい続けてきました。(万円は飲み込まれました)
1600枚以上の払い出しは壮観で、25枚、50枚、100枚、200枚、400枚、800枚の全てのコンガが順番に自分の台の上にメダルを降らせます。メダルの海に溺れる快感は他では味わえないかもしれません。もちろん、一撃数万枚とかいうゲームもありますが、プッシャー系では随一の中毒性とゲーム性だと思います。他のマスメダルゲーム(多くの人が同じ筐体で競い合うメダルゲーム)は、小投資で小利益、たまに大当たり。というのが相場ですが、サボカニに至っては、500枚単位の投資で、当たれば一撃2000枚超え、外れればスッテンテンというギャンブルジャンキーを生み出しまくる、まるでスロットの4号機、パチンコの一撃(一発)台のような仕様です。
これがそのメダルの海です。1600枚の払い出しを受け、その後にソングボーナスというミニゲームに勝利して500枚を獲得した時の写真です。写真を撮るのに手間取ってしまって、だいぶ下に落ちてしまいましたが、それでも台上には1000枚以上のメダルがひしめき合っています。
左…1600枚獲得後に500枚を獲得する直前の画像。
右…1600枚→500枚の直後に更に1600枚を獲得した画像
右の画像の解説ですが、カプセルチャレンジというミニゲームがありまして、台の上に乗っているメダル入りのカプセルを落下させると参加資格を得られ、それに成功すると条件に応じた払い出しを受けられます。今回私が成功したのは、成功率100%の1600枚JP(ジャックポット)フルゲートカプセルチャレンジというもの。1600枚→500枚→1600枚という流れで、一時は3000枚を越えるメダルが手元に来ました。
この記事を読んで、「じゃあ、自分でも勝てるかも?」と思うのは自由です。自由ですが、責任は持ちません。私は勝てない事をお伝えしたい。それは秋葉原だとかそういう意味ではなく、勝たれてしまっては経営が成り立たない以上、余程上手く立ち回らなければ勝てないようになっているんです。メダルゲームは規定がありませんから、どんだけ飲んだって自由。この事をお忘れなく。
プッシャーゲームで勝ちたければ、最低でも毎回300枚分の投資は覚悟したほうがいいと思います。サボカニは、台の調子を見るだけで300枚くらいは飲んでしまいます。この投資がバカらしいと思う方はプレイする権利さえ与えられないのかもしれません。カイジのパチンコ沼と同じですね。
店員「パッキーはどれになさいますか?300、500、1000万と…」
坂崎「どうせはした金じゃ出んのだろ?買い足すのも女々しい…」
で、1000万のパッキーを買うくらいの心意気、覚悟が無ければ遊べない。人食い沼っ・・・!
それがサボカニであり、当たれば一撃、至福の瞬間!負ければ骨も残さない。これがサボカニであると。ギャンブルジャンキー向けですが、つまりは食い殺されるゲームって事です。
店内に何台もマスメダルゲームやシングルメダルゲームがあるなら話は違ってくるでしょうが、メダルの利用不可なパチンコやパチスロ機しか無い秋葉原のゲーセンにおいて、ぽつねんと置かれているマスメダルゲームが意味するものは何なのか?考えれば分かることです。甘い客を食い殺す為の装置ですよ。それを批判するものではありません。その間隙をぬって一発当てるのもまた道楽というものです。50人が100枚ずつ負けて行く中で、たった1人が3000枚以上の払い出しを受ける。それが現実であり、だからこそ辞められない理由でもあるわけですね。
スピンフィーバーでレッドジャックポットを吐き出した瞬間の画像。
この後、クルーンから落ちてきたボールが再度ブルージャックポットに行ったのを見て、
脳内ではカイジのパチンコ沼「3段クルーン」のシーンがリピートされたのは言うまでもない。
何だかんだで合計3000枚弱くらい払い出されました。
プッシャー系の合言葉、「押せっ・・・!」
メダルゲームの合言葉、「勝たなきゃ誰か(ホール)の養分っ・・・!」
最後までカイジネタですいませんねェ。ほんと。