シリーズアキバ

20代後半以降のオタクが事件に走る過程の仮説

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シリーズ何にもまとまっていません。簡単なメモ書きみたいな感じです。オタクが20代後半くらいになって急に事件を起こす。これをメディアが取り上げて面白がる事も少なくないわけですが、どうしてそんな事になるのか。ネット上での書き込みや、ここ1年の犯罪を見て感じた事を。


・友達が少な過ぎる
これはよく感じます。沢山のオタクというものを見てますが、一番問題視すべきは空気の読めないタイプのオタクです。ギャーギャーと煩いタイプです。私自身そうかもしれません。内向的で大人しく、自己完結出来るタイプではなく、自分は立派な人気者で、誰もが自分を受け入れ、持ち上げてくれると思っている全能型の人間が一番危険だと感じます。あくまで感じるだけです。どなたかデータを取ってみてください。


そういったタイプは、コミュニティを破壊したがります。ゲーム大会や読書会、共同作業などを行い、その苦労と達成感で団結し、様々な感情を共有することがコミュニティの存在意義だったりするわけですが、「面倒くさい」などの理由でコミュニティに属しているにも関わらず参加せず、仕舞いには活動自体を否定してきます。「俺がつまらないと思っている事を楽しそうにやる奴等は知恵遅れ」みたいな感情を抱くようです。


つまらないならコミュニティから抜ければいいのに、それはしません。彼らは自分が絶対に正しいと考えてしまう脳味噌しか持てなかった人間ですから。そんな人間の末路なんて知れています。想像に難くありません。


幼少期から付き合っていた人間は、同じ土地柄、同じ時間、人間性を共有して互いに成長しあうが為に全能感に包まれた人間でも許せる。簡単に言い換えれば、幼馴染はどんなダメ人間でも許してくれるということです。


しかし、社会に出ればそうはいきません。幼馴染は去り、連絡を取るのも難しくなる。
一歩外に出れば、全知全能であるはずの自分を認めてくれる人間など居ない。
何かがおかしい。自分ほどの人間を認めないなんて。そんな社会が許せない。
人間関係やサークルといったコミュニティを破壊する彼らが次に目指すのは、更に大きなコミュニティになる。閉鎖空間で幼馴染や家族によって厚遇されていたうちは、小さなコミュニティしか見えていなかったが、社会人ともなると文字通り社会以外のコミュニティに参加するのが難しくなる。


社会以外のコミュニティに属そうにも、全能感に満たされた人間性や、能力不足、周囲の環境の問題で属せない。社会人のサークルなどは本当に仲の良い人間でのみ構成される傾向にありますから、こういった異物を認めません。結果、社会以外のコミュニティを怨む他無い。社会若しくは家族が対象となり、凶行に走ると。


これが20代前半では起こらない。大学生活があったり、ここ最近私自身が感じる事ですが、21だの2だのでは見えていない物が色々出てきて、10代の自分がどこまで恥ずかしい人間だったのか痛感する事が多くなって参りました。また、20代中後半の諸先輩方も同様に、22~23辺りで大きく変わってくるという話をされています。20の壁、22の壁、25の壁があるとかで、個人が成長すると共に、社会も20の壁を越えれば20の壁を越えた人間として扱うようになる。


先に述べたように、社会人になれば幼馴染という数少ない社会との橋渡しが消えてしまう。
周囲はどんどん壁を乗り越えて成長して行き、自分追いつくのさえ困難。
20代後半ともなるとそれが成熟状態に入り、首が回らなくなってくる。
30代になった日にはもう座敷牢にでも居るかのような軟禁状態。
社会から疎遠になればなるほど社会への憎悪が反比例していくと。


前述しましたが、彼らは気に入らない事を見過ごしたり、合わないコミュニティを鞍替えする能力、選択肢を持ち合わせていません。全て人間性の一言に集約されてしまうのですが、自分が面白くない事を求めてくるコミュニティが悪であり、そのコミュニティに属している他者も自分と同じ感情であるが、仕方なく従っている。皆の為にも自分がこの悪しき習慣を断ち切らないといけない…。などと的外れな正義感に燃えてしまったりするのも幼稚な彼らの特徴でしょうか。


私自身何度も言われて参りました。
「皆がこの活動を嫌がっている」
「皆って誰ですか?」
「とにかく、皆とは皆だ。こんな活動は辞めろ」
という風な正義という大義名分で装飾された我侭を。


ですから、コミュニティに属さないでも生活できる内向型オタクは問題ないんです。
彼らは自分は自分で他者は他者だと認識しているか、認識する必要が無いんですから。また、健常な外向型のオタクも問題ありません。社会性を身につけていますから、オタク趣味である以外、一般人と何ら変わらない生活を送れます。


問題は、ここまで書き連ねてきた「外向性」オタクです。ユングでしたか、外向性という性格分類をしたのは。ここでは外向型を社会性を身に付けたタイプと定義し、外向性をそれより劣る外世界に興味を持っているが、それに同化出来ないタイプという定義付けで語らせて頂きます。


外向性を持っている人間は、内外向の双方に受け入れられない為に絶えず葛藤します。
もしくは、自身が外向型だと思っているので、同じ外向型(なはず)の人間に受け入れられないことに苛立ちを覚えます。


彼らこそ真に危険な存在で、社会性を身に付けなければオタクへの風当たりどころか、社会に大きな影響を与えかねない存在です。外向性であるが故にネット上に希薄な人間関係やコミュニティを求め、そこでさえ全能感に浸れないと見るや荒らしという行動に出る。注目を浴びたい、浴びるのが当然の人間だと信じているが為に様々な品位を疑う書き込みを連ねる。


ネット上といえどネットの先には人が居るわけで、人が居る以上それは紛れも無く現実であり、社会のコミュニティの末端だと考えられる。よって、彼らの人間性を常に受け入れてくれる聖域とはなりえず、そのコミュニティからも疎遠となる。外向性であるが為に内向型の素質も色濃く残っており、荒らし行為で満足し、自己完結してみたり、犯行予告や過激な書き込みで外向型風を装ってみたりする。


彼らの境界性人格とでも言うのでしょうか、薄氷を踏むような生き方が破綻するのが20代後半なんです。
何度も繰り返しますが、20代中盤頃に様々な要因が重なり、薄氷は急激に薄くなります。
歩けば容易に踏み抜くまでに。


私自身はこのような仮説を立てましたが、皆さんはどう思われるでしょうか。
危険だから全駆除だとか、犯罪に走る前に規制とかそういう議論をしたいわけではありません。
単純にそこに行き着く方程式のような物があるのであれば見出してみたいという科学的興味です。
規制論を唱えたい人は是非ともそういった議論の場でご発言下さい。
規制関連も大分キナ臭いようですしね。

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