最近、360をアジア系の客が大量に買い付けていくらしい。それを見て、その店員はムッとするのだそうだ。何でウチで買うのか。転売目的か?量販店に行けばポイントも付くのに…。と言っているとか。それを聞いて思うこと。
大手家電量販店では転売目的と思われる大量購入はお断りする事が最近増えているとか。
特に、360みたいに市場で売れない商品は、在庫が潤沢とはいえない。
更に、海外からの輸入が基本だそうなので、在庫を切らすとなかなか廻ってこない。
(日本は欧米市場に対してニッチ過ぎる誤差のレベルなので優先順位が低い)
海外への転売では量販店で付属品やソフトを買ってくれないし、特定の顧客に対してよりも、広く多くの客を相手にした方が波及効果も手伝って儲けが出る。更に、顧客満足度(怪しい指標だが)も高くなる。
だから、秋葉原の量販店では、在庫が切れるWiiやDS、360は売らない。
今の任天堂製品は在庫もあるだろうし、まとめ買いさせるのかな?確定ではないが、少なくともひと月ほど前に360のアーケードを3台買おうとしたら断られたと聞いた。(自分用と友人用に田舎から出てきて買おうとしたとか)
嫌なら売らなければよろしい。秋葉原のゲームショップで働いているのに、他店の動向を知らんのか。それで、秋葉原を語るなんておこがましいし、自分のショップ経営も怪しいもんだぞと。転売ヤーに売るなら文句を言わずに売ればいい。色気を出す必要は無い。売らないと決めれば売らなければいい。これがウチのルールだと。売る側に決定権があるんだから、それを責める事は出来ない。
秋葉原のゲームショップは数あれど、まともに量販店と渡り合える店って案外無い。
圧倒的にヨドバシ。間隙を縫うようにソフマップ。
ここに現金で低価格勝負を挑むラジオセンターの某店や、高架下の某店。
ポイント還元やサポート体勢、付属品や雑誌類の充実、店内環境…から考えても、やはり量販店か。
最近では特典のテレカ等も量販店の方が出来が良かったりだし、小規模店舗が情報戦や局地戦で勝つつもりが無いような行動や言動をしているのを見ていると、そのうち淘汰されるんだろうなと。無くなっても全然困らないし、どうぞご自由に。ですね。
貧すれば鈍す。なのか。アングラな洋ゲ専門店に行くなら、三月兎の方が安いし面白く、ラオックスの専門フロアの方が値崩れ品があったりする。探すのが面倒ならプレイアジア。もちろん、店舗より品揃えは豊富で安い事も多いしね。半端な経営戦略では今後生きていくことは難しかろう。