ネット上での評価や、自分の見聞きした範囲が、日本、ひいては世界でも通用していると信じている人が一定数存在するように思う。2~3人から話を聞いて、それが世界を代表する意見とするのはどう考えても危険だということは誰にでも分かる事でしょう。しかし、それが出来ない人が少なからず居ますね。
例えば、マンガやアニメ、ゲームの話題をしている時によく見受けられます。
「○○は素晴らしい!俺は買うぞ!!」
このような意見が書き込まれる。続いて2~3人がその作品を絶賛し、購入や視聴を宣言する。
そして視聴率や販売数が確定した時に、ネット上の勢いとあまりにかけ離れているが為に、
「○○信者はネット工作ばかりする真性キチ○イ!とっとと国に帰れ!」等と煽りを入れてくるわけです。
なぜネット上での勢いが、一般人にも通用すると考えているのか理解に苦しみます。
ネット、特に2chの特定のスレに集まるような連中は、世界の中から吹き溜まりに集められたクズの精鋭なんですよ。(利用者の私が言うんですから、こういう書き方は許して頂きたい)そのクズの精鋭、約30人(ROMは300人くらい居るだろうが、発言しないのでカウントしない)がどのようなグループか。容易に想像が付くだろう。
「○○を買うぞ!」と、30人の中の3人が言ったからといって、(比率が10%だから)日本国民ならば1300万人が購入。世界から見れば7億人弱が購入する。という試算が成り立たないなんて事は、今日び小学生でも分かります。しかし、それが理解できていない人間が多過ぎる。酷く偏った母体から偏った数字を抽出したところで何の意味も無い。
マンガを趣味にしている人間が1000万人居るからといって、スレ内の3/30が購入宣言をすれば、100万部売れるとはならない。この辺りのあまりにも当たり前な点を見ないようにして、「○○厨は口ばかり!全然買わねぇ貧乏人!」などとやるわけです。
また、これが顕著なのがゲームです。まあ、こういう事を言う人間がどういうグループに所属しているかはこの際問題にしません。書いたところで酷い嫌がらせを受けるだけなので。そういう輩こそネット工作員、ネット憲兵なんですけども。
特定のゲームハードが300万台売れている。つまり、ユーザーが300万人居るという事。
とあるRPGソフトのスレッドに行く。そこでは10人前後がやいのやいのとやりあっている。
10人のうち6、7人が買うという空気を出しており、その他は迷っている人間かアンチ。
アンチ達はこの現場を脳裏に焼き付けて発売日を待ちます。
発売日の翌日に初日の売り上げ数が発表になります。
『RPG×××…初日20000本』
アンチ達は色めき立ち、「買うと言ったのに売れていない!工作員だ!」
「買うという風潮を作ろうとした買う買う詐欺!!」といった具合にスレッドを乱立させ、あらゆるスレッドに突撃します。彼らは必要最低限、小学生でも身につけている能力が欠落しているので(それも含め個性ではありますが)何を言った所でご理解いただけませんが、「おかしい」「下らない」と思わないのかと。
何だか上手くまとまりませんが、ネット上の勢いなど信用するなと言う事です。
社会現象!と言っているアニメの視聴率は軒並み2%以下。最近のガンダムも2%程度です。
ハルヒやけいおん!もそんな感じでして。10年前のアニメの方が遥かに視聴率が良かったりします。
ネット上の勢いなど信用するな。ネットなんて見るな。ということなんでしょう。
ネットで拾うべき情報はソースのある速報であって、雰囲気や空気ではありません。