【速記力試験】
勿論、言葉を知っているかどうか、読ませられるかといった一般常識や文章力を問う試験は多い。しかし、それらは他の業種でも問うものであろうから、取り立ててどうこうというものではないだろう。SPIなどはあくびが出るぜ!というような人間がゴロゴロし、英語力は向こうの海外の大学並、留学経験が、前職が編集者でした・・・という並居る強豪の中で、ムチャ振り問題が出される事がある。それが速記力。
「明日までに1200字、このテーマで書いてメールで送れ」
などがそれである。昨今、ネットによる課題の連絡も少なくない。
ボヤボヤしていると注意力が足りないだとか、書けない奴は要らないだとか言われて、足切りの材料にされる。最大の足切り材料は残念ながら学歴、職歴等の経歴なのだが、少しでも生き残りたければ懸命な姿勢を見せねばならない。当然、つまらない内容であれば切られるので、準備期間が少ない=地力を見れることから、大きな試験会場を取れない出版社では無茶な注文をして足を切りにくる。