既にアキバはオタクの手から離れた。そういっても過言ではないと私は感じています。ニュートラルポジション大好きな私でも、最近の流れは少し認められない。時間ではなく、人工的に作られたブームによってオタクの砦が崩されるのは正直言って辛いです。
この画像、このような光景が見受けられるのです。この行為は問題ではありません。しかし、それを行う前後が問題なのです。彼らは消費を行わない場合が多く、また、他の消費の妨げになることもしばしば。
早瀬美奈(リンク先18禁)のフィギュアを彼らの目の前で買えますか?買ってたら確実に後ろ指さされ隊ですよ。最悪写真を撮られますね。
アキバの形骸化がとまらない。これが私の最近の感想です。アキバのブームを眺めてきましたが、そろそろ黙っているのも辛い時期ですね。
朝は駅前のパン屋に女性客が殺到し、食事どころは常に超満員。メイドカフェは占領され、勘違いした人間のパフォーマンスや恐喝事件などが発生する。
とあるパフォーマーの女性は、何故コスプレをするのか?という問いに、こっちの方が人が集まり易いから。と答えたとか。
人それぞれなんでしょうが、自分の歌を聞かせるために興味も無いコスプレを出来る人間と、それに群がる人間。相当邪魔です。日曜の歩行者天国はオタクにとってみれば地獄。
この前あからさまにオタクっぽいおじさんがコスプレをしている人と握手した後、レイヤーさんが手を持っていたお茶で洗ってましたからね。アレを見て、何か良からぬ物が付着していたのか?とか、単に潔癖症なのか?などと良い方の解釈を行いましたが、やはり単純にキモかったんだろうな。と。
レイヤーというより彼女はブームに乗ってやってきたなんちゃってなんでしょうね。キャラの格好とかじゃなく、すでにファッションショーでしたし。
さて、話しを形骸化に戻しましょうか。形骸化は、「けいがいか」と読み、中身が無くなってしまい、外殻だけが残る事だそうです。最近、あんたの文は用語や漢字が難しいとの指摘を受けましたので、少し努力してみましたw
今のアキバの中身は何か?それは一般人です。宿主が変わってしまったともいえるでしょう。テレビではオタクの街アキバなどと紹介されますが、既にそんな様相を呈していませんね。以前と比べれば。
ここで勘違いして欲しくないのは、一般人が悪どと言っているのではないと言う事。一般人もオタ文化に消費し、しなくとも、オタと住み分けるならば何の問題も無いですから。
今までは、地方都市の商店街のようにそこそこ上手くいっていたんです。野菜は八百屋で、魚は魚屋でといったように、オタクはアキバで、一般人は他の街で。
しかし、この度、国、マスコミ、一般人という巨大資本が商店街にやってきた。それは、何でも一つ所に集約し、客を集めて稼ぐのが得意な大型ショッピングモールとでも言った方がいいかもしれない代物です。
今までは、売るほう買うほう気心の知れた、気のおけない仲間同士で買い物をしていた。その流れを完全に分断しに巨大資本が動く。巨大資本は効率化や利益を追求する。その為に方々を改革し始める。
ショッピングモールまでの道路(つくばEX)や、モール内の店舗配置(クロスフィールド)、宣伝・広告(マスコミ)そうした結果、多くのオタク以外の人間が訪れるようになった。
さて、そこで始まるのが第二段としての、新たな購買層の獲得である。街の職人じゃないですから、気に入らなければ買わなきゃいいんだ!なんて商売はしないものです。で、その商売こそが、形骸化の第一歩であり、中枢です。
それは、アキバの味付けです。
イタリア風○○みたいなものです。ラーメンだって、ギョウザだって日本人むけに味や材料が変わっているのと同じですね。アキバ風なんですよ。この街は今。
一般人の口に合うようにアキバを作り変える。これがアキバですよ~。などと言っている番組を見て、その内容の浅さにガッカリした事は無いだろうか?その浅さを一般人が求めているなら、今までのアキバの中身は不用。
東大寺や金閣寺などを回って、俺は日本の文化を知ったぜ!といっている様なものである。とはいえ、民間伝承を調べる旅や、郷土料理を古ぼけた民宿で食べるのよりも、パックツアーが人気なのであれば、そちらに傾倒するのは仕方が無い。が、それは、やはり形骸化であろう。
一般人のウケがいいようにアキバを作り変えれば、正味、オタは居なくてもよい。時折、オタっぽい人が街を歩いているだけでよい。そのうちオタっぽい格好で街を歩くバイトとかができんじゃね?
そうこうしてオタ無き形骸化したアキバが形成される。オタ全てが有用な人材である。とまでは言い切れないが、日夜アキバで繰り広げられる、PC談議やアニメ、ゲーム談議などは、実は一種の知財であったのだ。
人の知識という知財は元々無形だが、その集合体(クラスタ)としてのアキバは、都市という形態ではあるが、その存在が知識であり、知財であった。
惜しむらくは、急速に雲散霧消していくこの知識集合体を止められない自らの非力さと、知財の意味を理解できない日本人の多さである。
知財立国なんて現状なら余裕で無理って方は是非ワンクリを~。
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