うるし原氏、横田守氏、竹井正樹氏…この辺りは私のエロゲー観を形成した作家の皆様です。マンガ観の方は…挙げたらキリないですね。何にせよ、今の時代の素地を作ったのは今の若い世代は意に返しませんが、先生方の功績ではないかと思っております。
SS版ラングリッサーのコンプリートパックか何かの予約特典で、
堂々と『全裸ポスター』を描いちまって、全年齢ソフトなのに予約特典が配布不能とか。
【訂正】
上記に関しまして、関係者様よりご指摘を頂きました。氏の不手際により特典の配布が不可能になったのではないそうです。うるし原先生、関係者各位並びにご訪問いただきました皆様方に多大なるご迷惑をおかけしました事をお詫び申し上げます。この度は責任のある立場でありながら誤情報を配信し、申し訳ございませんでした。
元々はゲーメストEX用の付録ポスターであったということです。
それを、ソフマップの特典として流用、配布しようとしてしまったが為にこのような事態となった模様です。
問題となったポスターはこちらからご覧になれます。
全裸であるということで、全年齢向けの「ゲームソフト」に付ける事は確かに躊躇われますね。
書籍等では見過ごされる事があったとしても、ゲームに関してはなぜか厳しいのは今も昔もですね。
私が知っていたのはA2サイズの小ぶりな方でして、メストEXのB2版の存在は存じて居りませんでした。
ゲーメストを読んでおり、ギャルズアイランド等々まで買っていたのに、完全な手抜かりです。
【訂正部終了】
そういう伝説があったと記憶しており、勝手なイメージでこの人は
「脱がせたい人」なんだなと。今でもうるし原氏の全裸の絵を見る度、
やっぱり脱がせたいんだなと、思いを強めているわけで。
見ていて腹のたつ完成された「イケメソ男」キャラを描くのでも有名ですよね。
むしろ、男キャラの描き分けの方が上手いのではないかと。
超有名作家なのに原画マンもやっており、最近の作品で行けば、
・ゼロの使い魔
・とある魔術の禁書目録
・一騎当千
私の趣味、時代からすれば
・うる星やつら
・北斗の拳
・ふしぎ星のふたご姫
・ラブひな クリスマススペシャル
・げんしけん2(OP作画監督/原画)
でしょうか。げんしけん2のOPとか端々に異常な執着が感じられたし、これぞうるし原クオリティ。
この人のアシスタントが、草野紅一氏、政一九氏だったというのだから、業界は狭いと言うべきか、才ある作家は超一流の下から出てくると言うべきか。メディア芸術うんたらとかいうハコモノ作る暇があったら、有望株を新トキワ荘とか作ってぶち込んだ方が国の為だと思うけどなァ。
話題が逸れかけたので進路修正。草野氏は(成年)漫画家。独特のタッチ、空気を醸し出すマンガを描く。秋葉原の某書店でサイン会やってるのをこっそり見てきた。それくらい昔からのファン。
某クソ遅筆無能作家が頑なに権利ゴロでメシを食ってやろうとしていて、コミカライズは不可能だと言われていたサクラ大戦のマンガをやっているのが政一九氏。画風が藤島氏、松原氏と似ており、作品のイメージを損なわない事から許可が下りたとか何とか。オーソドックスでスッキリした画面を構成する作家。
と、拘りのある作家につけばアシも凄くなっちまうという印象を植え付けつつ、うるし原伝説の続きを。
【うるし原伝説2】
・単行本なのに、アキバの本屋でも単行本コーナーに絶対置いてない奇跡の一冊を発刊
表紙が全キャラ半裸。コミックなのにサイズが「画集」なもんで、コミック棚に置いておけるわけが無いフルカラーコミック。それが「ラグナロックシティ」です。
もうね、アホです。絶版なので参考価格ですが、まんだらけで5000円くらい。
【うるし原伝説3】
・原画に参加したせいで製品版をリテイク(『プラスチックリトル』)
全年齢のOVAの乳揺れがオカシイ水準に達していた為、製品版では完全リテイク。
こんな出来のヌルい作品出せるか!ボケェ!!と、うるし原氏がリテイクしたわけではない。
こんなドエロい作品を売れるかアホンダラァ!と、販売元がリテイクしたのだ。
セル画だからこそなのか、セルなのに…なのか、当時のアニメーターは誰もが驚愕し、繊細な描写、キャラクターの完成度共にジブリ超えとの評価もあった程だ。
つまり、今手に入るOVA版は、所詮「作為的な手抜き版」であり、完全版ではない。 残念だ。
見ていると、もっと揺らせる場面が幾つもあったので、多分そこがリテイクなんだろう。
成年向けアニメ市場が勃興している今、改めて非全年齢として出してみてはどうか。
プレミアが付いてる全年齢版に輪をかけて売れると思うがなぁ。
ちなみに内容は中学生くらいの女性が見ていて楽しめるようなサッパリとしたアニメです。
男が見ると違う意味で楽しい「セーラームーン」や「プリキュア」的なポジションですかね。
氏は生まれ持っての芸術家なわけです。倫理だの常識だので縛れないように生まれてきてしまった。ミロのビーナスや、ダビデ像を見て、「裸やないか!けしからん!!」と言う人はまずいない。既にあの領域に片足以上を突っ込んでるし、周囲はそれを許す他無い、創作衝動を抑えきれないタイプなんだろう。一度参考資料としてプラスチックリトルを見ると良い。
そういった常識等々に束縛されない、自身の存在が危ぶまれるような事態になっても構わない、とにかく今、これが書きたい!という衝動。何となくだが分かる気がする。自分もオブラートに包まない、奔放な発言をしたいもんだ。それが許されるほど洗練された感性も、地位も持ち合わせてないけど。
ご紹介したプラスチックリトルと、TOP絵にもなっているデア・ラングリッサーです。
デア・ラングリッサーは10年以上前にPC-FX版が欲しかったのですが、
PC-FX=イヤらしいゲーム機のイメージも強く、親にねだる事など出来るはずもなく。
今な