【開幕】
歩いて噛む。なぜかほとんどのブランカ使いがこれをしない。大会(動画)などでも見かけない。でも、実際に屈指のブランカ使いは開幕歩いて噛んでくる。大会などの一発勝負で仕掛けないのは、相手が完全にわかっているからと、相手のことがまったくわからない(が、実力面で普通にやれば勝てるだろうと思ってる)場合があるのではないか。そのため動画などにはなりにくいが、開幕歩いて噛む行動は割と起こる。
なぜ噛むかだが、開幕相手が出方を伺っているときに体力の3割強をむしりとる、スクリューを決めたのと同じであり、ブランカの場合そこからの復帰攻めが成立する。単純に期待値が高過ぎるので、これを選ばない手はないと思う。そもそもブランカには、噛むか転ばせるかしかないのであって、これを一回でも多く決めることが勝率に大きく寄与する。開幕噛む行動は今となっては対策があり「死にテク」ともみなされるが、野良対戦ならまだまだ使えるし、噛めなくても歩いて噛むぞという姿勢を見せておいて損はないと思う。
また、噛みを警戒したリュウケンが次に起こす行動は開幕波動(か稀に昇龍の人もいる)で、とある万能対策技(リュウケンのブランカ対策参照)を除けば、ブランカからすれば暴れにしかならない。これには飛びからのコンボ、噛みつきを決めればよい。完全に読み合いであるが、元々リュウには相当不利な部分があり、試合コントロール能力で勝っていかなければ厳しい部分がある。
【立ち回り】
基本的にリュウケンの足技に対してブランカは様々な有利がある。大足の差し合い(リュウに振らせて差し返す)で優位に立ちたい。ブランカがリーチはもちろん、判定、その後の状況で転ばせれば大きなアドバンテージを持っているのだから、丹念な地上戦を展開してももちろんよい。ただし、相手が安易な地上戦には付き合わず、屈中Pやファイヤー波動をわかった上でばらまいてくる場合は、飛びを通す布石として使っていく必要がある。
また、立っているところを雑巾掛けでギリギリ取れる間合いを維持しつつ、飛び込み3段でも殺せるよ?という距離感でプレッシャーをかけていけば、リュウケン側は焦れて対策を怠ってくる。待ちが苦手だからこそコマンドキャラを使っている手合いが多い印象なので、この辺はこれから対策が更に深化、浸透していっても変わらないのではないか(いわゆる精神面の強化は一朝一夕では成らないため)。相手が手を抜いたり、色気を出したところを一気に取っていくのがブランカなので、冷静にさせないことが最重要課題。精神面から崩す方法を考えたい。
不意にローリングを当てて、そこから試合を組み立てようとするプレイヤーがいるが、いただけないと思う。ローリングは裏表のほか、中ローリングからの直噛み、小ローリングからの大足に使う程度で、主力にはなりえない。小ローリングからの大足は、中ローリングを屈中Pで潰してやろうとしている相手に対して、判定の戻り(出掛り?)に足が突き刺さるというもので、万能対策技が揺らぐとパニックになってくれることがある。また、小ローリングからおもむろに飛び込んだり、垂直大Kを出してもおもしろい(期待値は低い)。
色々と書いたが、とにかく波動に対して飛び込み大Kを当てるのが手っ取り早い気もする。そうしたら次に相手がどういう行動をとるのか見ておいて、攻めるタイプならパニックプレイを誘発させ、守るタイプなら歩いていって噛んでやればよろしい。ということになるか。
【起き攻め】
ダウンの取り方などで様々あるので、表裏などは一切割愛するが、本道は転ばせてのループ。しかし、転んでは困るので、ちゃんとスト2をやってきたプレイヤーは起き攻め(めくり後も含む)に対してしゃがんでガードをしてくる。そこを噛む。起き上がりにリバーサルを出してくる相手が恐ろしいが、きっちり屈中足を当てておけば、リュウだと殴られないのではないか。屈中足は非常に優秀で、判定もダメージも気絶値も申し分なく、大足を当てて転ばせた後、起き上がりの暴れに中中ローリング(ほぼ100%ピヨ)でラウンドを終わらせることが可能。中足重ねからの噛みもいやらしくていい。
この記事へのコメントはありません。