さて、○○と思います。など、根拠も無いのに妄想で綴られている本書のレビューですよ。
~と思います。~と考えられますなど、自分の脳内でのみ完成した理論を書き連ねた文をこれからは儀礼的に及び揶揄も含めて「感想文」と呼ぶ事にしましょうw
その感想文が集まった本書ですが、幾ら批判してもやっこさんは気にもとめてくれない御様子。「ゲーム脳脳」といわれても仕方ないのかも知れませんね。
ちなみにこの本は真剣に読むものではありません。笑うために読むものです。
トンデモ本を読むときの対処法この記事の本を読んだ後に本書を読むと、抱腹絶倒間違いなしだと思います。少なくとも私はアキバのエクセルシオールでニヤニヤしてしまいました。本書を持ってニヤついていた大柄な男を見てキモチ悪かったという方。この場を借りてお詫び申し上げますw
ではレビューといいますか批判を。今回も要約しながらのレビューになります。
◆コンピュータでどのような学問が子供の身に付くのでしょうか
氏は、コンピュータが学校で教えられることに酷くご立腹です。しかし、これはまったくもって的外れです。的外れは荒らしの常套手段(?)ですが、同じです。氏は学校教育を荒らしています。
学校教育でPCの使い方を教えるのは何も学問を身につける為ではありません。情操教育やら教科科目やらよりも、より実用的な力を育むために為されるものです。この指摘は完全に的外れです。もともと学問を教えるために使わせているわけではない。
勉強や情報を得る手段としての活用法を教えるのが脳に良くないのであれば、一切の高度情報伝達手段は否定されたも同然です。それはつまり、現在の発展の否定です。
ITの利便性を追及するあまり脳の機能が低下し、行動に障害が出ているなどと述べられていますが、データも何も無い単なる主観です。コンピュータを使うようになって漢字を忘れるようになったのはゲーム脳のせいだと言わんばかりです。というかほぼ言い切っています。
身近な例を捕まえて、不安をあおり、自分の学説の正しさをアピールするのは低俗な雑誌がよくやる手法です。前にも書きましたがね。肉を食う子供ほどキレる!なんて例を掲げて。
◆小学校で講演をした時、子供から多くの質問があった。彼らは知識に飢えている
普通は仕込みです。
◆コンピュータの使い方よりも仕組みを教えよ
出来上がったソフトの使い方よりも、どうして動くのかを教えなければならない。使い方なぞ無意味。というか、悪。という事らしいです。
つまり、車に例えるならば、車の乗り方よりもエンジンルームの仕組みを知っていた方が役に立つということでしょうね。車の仕組みを知っていても公道は走れませんけど、そちらの方が建設的なんだとさ。
日産のゴーン社長が聞いたら泣くでしょうね。日産には常時多数の他者製品があり、社員は誰でも試乗できるのだとか。今までの日本は技術ばかりを追及するあまり、乗り心地や操作性、空間としての活用などという内面を重視してこなかった。
その為に日産は販売競争で敗れてじわじわと後退したんです。それをゴーン氏が改革したわけです。日本には今でも根強い文系批判があります。文系の大学院に行くと言ったら、そんなところに行っても意味が無い!と言われます。
内面、ソフトよりハードを重視する傾向の象徴です。大きな声では言いませんが、ハードで勝負すればこの国はいずれ無くなります。ソフトでも無くなるんでしょうが、ハードよりは長生きかな?と。未だに著者のようなハード至上主義が幅を利かせていると思うと先行き不安ですね。
◆これまでのまとめ◆
コンピュータは即戦力の為に教えているのであって、学問のためではありません
学校は普通サクラを仕込んでくれています。
車の仕組みを知っていても車は運転できません。しっかり免許をとりましょう。
的外れの本が売れてるのかって方は是非ワンクリを~。
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