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ハチャメチャ!!!『ニードフォースピードモストウォンテッド』レビュー


BMW

『ニードフォースピード モストウォンテッド(need for speed most wanted)』は、
2005年に同名の作品が出ている作品と混同される方がおられるので、まず注意。
今回取り上げているのは2012年の最新作の方です。
街中で騒ぎを起こし、警察から華麗に逃げ、トップレーサー達と腕を競い合うー。
『バーンアウトパラダイス』という、ハチャメチャリアルカーアクションゲームを
手がけたスタジオが本作の開発にあたっているだけあって、それはもうやりたい放題。
血沸き、肉踊るマッスルカー、高級車によるパワープレイがクセになるタイトルです。


ベーシックなレースゲームや、本物そっくりの車の挙動を楽しむカーシミュレーションが
ご希望の方にはオススメできません。そのような方は、Forzaシリーズが屈指の出来ですので、
そちらをお楽しみください。

さて、このモストウォンテッドですが、私が愛したバーンアウトパラダイスの血を引く
作品として待ちに待っていたものです。車なんてDQNの遊びじゃねーか!なんて毛嫌いせずに、
一度遊んでいただきたいのです。といいますのも、みなさんもきっと遊んだことがある、
『マリオカート』はレースゲームですが、車ゲー、DQNゲーだなんて批判はされませんよね?
このモストウォンテッド(及びバーンアウトパラダイス)は、
細部までこだわったリアルな車でマリオカートをしたらどうなるの?という作品なんです。
もちろん開発者はそうは思っていないかもしれませんが、私はリアルマリカーだと思っています。

激しく衝突しあい、ライバルの車をスクラップにする快感。
ライバルの車を壁に押し付けて、ゴリゴリ削ってジャンクにしてしまう、往年のアニメ的な
カーチェイス、崖からの飛び降りショートカット、警察、高速機動隊、SWATと、
次々に襲いかかる法の番人たち。フリーでノーフューチャーな世界観がなんともいえない
「カーアクションゲーム」の最新作。

もう一度申し上げます。「レースゲーム」ではありません。「カーアクションゲーム」です。
車の形をした何かに乗って、ゲームでしかできない遊びを楽しむのが本筋です。
私がはじめてバーンアウトパラダイスをプレイしたとき、
「これは日本人ではつくれない」とうなだれてしまったことが思い出されます。
アメリカ西海岸の風に当たっていなければ、この作品はつくれません。
ただ、作中にはフロリダなどの東海岸のラテンな空気があって、
街を往くだけでウキウキしてしまう。これがお国柄、企業風土かと痛感した次第。
こんな自由闊達(かったつ)なタイトルは、日本人にはつくれませんし、合わないのでしょう。
現に、リアルな質感の車を扱うタイトルは、クソ真面目なレースゲームしかなかった日本では、
本作は批判され倒しているようです。こんなに面白いのに、非常に不人気です。

オンラインでは、車を接触させただけで「殺すぞ!」などといわれるほどに、
日本人の「車を扱うゲーム=現実と同じじゃないと嫌だ」という思い込みは根深いようです。
もっとも日本人はゲームに限らず、リアルを求めますがね。
アニメ絵を元にした3Dキャラをリアルと思うような感性でもってですが。

ゲームにおけるリアル論争なんてそもそも無意味だと私は思います。
私としましては、リアルであって欲しいのであれば、本物の車に乗ればいいわけです。
本物の車に乗って、公道を200キロで走っていけばいいわけです。
途端に大事故。ちょっとした石を踏んだだけでお陀仏ですが。

モストウォンテット

 

話を戻しまして、モストウォンテッド。これは最重要指名手配犯という意味の通り、
やりたい放題やらかすのが正道です。街の至る所にある指名手配看板に、
自分の顔写真をバンバン載せていくのが面白い。
本作は警察無線が盗聴できるのがポイントで、気の強そうなオペレーターのお姉さんが、
現場のイカしたアメリカンポリスに指示を出して追いつめようとする状況が楽しめます。

一般のパトカーに乗っている警官は街のお巡りさんで、すぐに無線で泣き言をいいます。
気の狂った暴走犯なんて相手にしたくない気持ちが伝わってきます。
一方で交通課の警官、高速機動隊らしき車両の警官は、200キロでトンズラこいても
平然と追ってきます。こじゃれたもののいい方で無線で援護要請などをしてくるのがなんとも。
悪さを続けていると、SUV(大型の車両)が体当たりで止めにきますし、
さらに酷い場合はSWATが道路を封鎖してきます。
ときには逃げ、ときには隠れて、警察の執拗な追跡をかわしましょう。

 
ゴチャゴチャと書きましたが、このテのゲームの面白さは味わっていただかなければ
わからないもの。私が持っているのは360版ですが(海外のフレンドが多いため)、
それでもよろしければ、バーンアウトパラダイスともども、
オンラインで一緒に楽しんでみませんか?みなさまのご参加、お待ちしておりますよ!

『わたしのせれくしょん』





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