純情発情期はナックルカーブ先生の初単行本。純情だけど積極的。積極的だけど積極的(?)な女の子が満載の処女作です。
ナックルカーブ先生の作品の見どころは、衣類の素材の描き分けにある!と私は思います。下着が顕著ですが、綿なら綿の、シルクならシルクの、ポリエステルならポリエステルの質感が感じられます。これはなかなかできないことです。下着のデザインすらどうなの?という通り一遍な作品が多い中、衣類の質が描き分けられるのはさすがとしかいいようがありません。また、3枚目の画像のソックスも薄手の化繊であるらしく、濡れた部分は足の肌色が透けて見えるように色を乗せていますよね。衣類に強いこだわりがあることがうかがえます。
作品のエロさというものも重要ですが、こういった職人芸を楽しむのもエロマンガの楽しみ方のひとつです。ナックルカーブ先生のこだわりが垣間見える一冊、いかがでしょうか。