新型PS3(薄型)は価格を3万円以下にし、リロンチソフト(ガンダム戦記)とのコラボで売り上げを伸ばそうと9月3日に発売されました。ヨドバシアキバは普段、購入者行列を作る昭和通り口直結の入り口ではなく、A1口に購入者の行列を作る予定だったようです。
そのそばでは、ガンダム戦記のイベントが行われていました。購買意欲を掻き立てさせるつもりだったのかもしれませんが、私にはこの風景を見て、一抹の不安を覚えました。というのも、大型タイトルが出た場合、正面入り口より延々と客が列を成し、A1入り口側にその列を作らせるのがいつものヨドバシであって、スマブラX(200人程度)やマリオカートWii(行列はほぼ出来なかったが)等のタイトルで確認済み。A1出口に列を作らせるのでは、キャパが正面の入り口より減ってしまうんです。
ゲームハード本体を買うという点に於いて近いであろう、テイルズオブヴェスペリアの360同梱版は前日23時半の段階で20人程度の行列があり、販売開始の8時半には100人程度の客が列を成していました。今回の新型PS3では、9時20分の段階で販売開始を宣言し、客の入場と誘導を始めましたが、
店員さんが入場を宣言するもその周囲にいるのはPSのTシャツを着た人間、コンパニオン、雑誌関係者に報道陣ばかり。一般人とほぼ同数かそれ以上の業界人が陣取り、普段の木曜日以下の人出です。店員さんが数度呼びかけるも、PS3を買う為に並んでいる人は居なかったようで、コーンと列整理用のバーを片付け始めます。
片づけが終わり、10分早く入場を宣言するも、購入者が居ないので再度閉店。
通常の営業体制に戻ります。
この画像は9時28分頃のものです。開店→閉店の後となります。通常開店時間直前ですが、ここに居るのは関係者っぽい人ばかりです。何やら、「○○さんお久しぶりです!」など、関係者の会話ばかりが聞こえてきます。
店内での撮影は禁止だったので(警備員さんに睨まれたので)撮影はしませんでしたが、始めて新型PS3を買った人に報道陣が殺到。全く詰まることもなくインタビューに答えるその男性の側で、本当につまらなそうに、手持ち無沙汰に髪を触っている彼女っぽい人…。偏見になってしまうのかもしれませんが、これに私は「違和感」を覚えました。
普通、2人で買いに来て、7~8人の記者やテレビに囲まれたらドキッとするのではないでしょうか。それなのに、段取りでもあったかのような応対と、面倒くさそうな女性の表情が私には、「一番乗り好きな人で慣れている」のではなく、それ以外の何かを感じ取らせたのかもしれません。