電子書籍の普及は、ビデオ・DVDの普及に学べ
歴史的にみて、ビデオが普及したのはなぜでしょう。アダルトコンテンツがあったからです。これはまあ、性産業だのエロ漫画だのを扱ってきた人間からすれば半ば常識です。そもそも、週刊誌というものが大々的に広まったのだって、アダルトコンテンツのおかげです。結果として性犯罪が激減したという話は、このブログでも散々やってきましたので、もういいかなーと思います。
そんなわけで、いつまで経っても電子書籍が普及しないと嘆く暇があったら、ちったあ本気で歴史に学び、行動を起こせよと思うわけです。
電子書籍のアダルトコンテンツはデメリットがほぼない
メリットをざっくり列挙しておきますね
- 秘密裏に購入できる
- ログイン式なら見られる心配がない
- 処分するときに河原に行かなくていい(不法投棄
- コンビニや書店に並んで、人権派や青少年なんちゃらに怒られずに済む
- 輸送コストがかからない
デメリットはこんなとこですかね。
- コピーが容易になってしまう
- 店頭で不意に見かけて手に取ることができない
- 運営母体が潰れたら読めなくなる(かもしれない)
さて、コピー問題ですが、ずっと昔から指摘している人がいるように、仮想通貨のブロックチェーンシステムでデータ化して、電子書籍の古本売買や譲渡もできるようにしちゃえばいいんです。これを友人から聞いたとき、腹に膝蹴りを食らったような衝撃を受けました。最近も必死にツイッターでいっているようですが、業界内外からもまったく相手にされていないので、危機感がないのか、金儲けのために目ん玉も脳みそも凝り固まっているかのどちらかですね。複製されなければ、フルプライスで買うしかなく、要らなくなったら他人に譲渡できれば資産ですし、場合によっては「出版社」が買い戻せばいいんです。これも友人がいっていたことなので、私の手柄でもなんでもないのですが、ブログに書けっていっても書かないので、私が書いちゃいます。このノウハウを採用したいというかたは、こっそりパクらないでご連絡ください。思いついた友人にAmazonギフト券くらいは送ってあげたいんで。
あとは店頭で不意に〜ですが、もうこれは厳しいでしょう。ただ単に、特に思い入れもなく本を並べておくだけのお店というのは成立しなくなっています。ネット書店がAIなどの機能を駆使して、お客様にぴったりの本をすばやく、頼んでもないのに提案しちゃうからです。もはや本屋に行くどころか、書店員に相談する手間も、行ったのに在庫がないという心配も不要です。人件費も家賃も安いのですから、勝てっこありません。潔く諦めるのも戦略です。
ただし、アダルトコンテンツのように、本当にコアなものを扱うメディアとしての店舗であれば別でしょうね。イベント会場になるわけです。そういうところに置くために、紙の本やDVD的なものは残ってもいいかもしれませんが、お店ですら電子書籍を売るという選択肢も取れるわけでして、このあたりは今後の流れや経営者、利用者の考え方、ということになりますね。
まとめ
まずは、アダルトコンテンツの電子化を徹底的に支援しましょう。DMMとかがいいんじゃないですか。いまはFANZAになったんでしたっけ。株屋と社名が同じだと困るだろうなっていっていたら、案の定ですね。ま、それはそれとして、アダルトコンテンツが電子というメディアにほぼ移項しきったとき、電子書籍への大移動が起こると思うんですよ。というか、そうでもない限り絶対に移動しませんよ。アダルトコンテンツがメディア化したから、リアルの性を欲する人が減り、映画館で見る文化がレンタルビデオ文化になり、DVD、ネット文化となったんですから。物事には手順ってものがあるわけです。
なるほどなって思った人は、アダルトコンテンツのひとつでも電子で買って、市場を大きくしてくださいな。
あ、そうそう。アイキャッチになっている画像ですけどね、
ただのパンです。ミルクフランスにしようと思います。
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