ワールドトリガーは異次元世界からやってくる敵、ネイバーから住民の命と平和を
守るための組織、ボーダーに所属する正義感は人一倍だけど腕は今ひとつな主人公
三雲修と、異次元出身ではあるものの、こちらの世界に身を寄せることとなった久
閑遊真(表紙)の出会いからはじまるSFアクション作品です。
葦原先生の作品は、シンプルな線と丸っこい絵柄でありながら、どこか陰のある独特
の絵で、これがストーリーの陰と相まって、特有の世界観を感じさせます。1巻の段
階では、まだまだ出会いしか描かれませんが、主人公の正義への思いの強さ等様々な
心理面での伏線が用意され、今後大きく展開されることを暗示しています。
今は新品の入手がなかなか困難になってしまったそうですが、先生の著作でスマッシュ
ヒットであった『賢い犬 リリエンタール』 もオススメですので、ワールドトリガーで
ビビッときた方はこちらもオススメしておきます。