放送局がどこであったか忘れてしまいましたが、秋葉原は昔のそれとは違い、誰でも行くことが出来る良い街になった。というような伝え方をしていた特集がありましたのでその画像を載せておきます。どこの特集か分かる方はご一報ください。
メイド喫茶@ふぉ~むCafeは、一部情報によりますと、以前これからはオタク向けの商売ではなく一般人向けの商売をすると言っていたということです。価値観は人それぞれですが、一般人流入による秋葉原の凋落を招いた片棒を担いでいるのは間違いありません。ヨドバシ、クロスフィールド、@ふぉ~むを『アキバ悪の枢軸』と呼ぶ方が居られるように、2年ほど前までの秋葉原が理想だと考えているオタクにとっては目の上のたんこぶといった感じでしょうか。
メディアへの必要な露出もここが随一ですからね。
このように、オタクの街ではなく、誰もが行ける街になって良かった良かった。という特集の根底には当然オタクのみが利用する街は異常であるという考えがあるわけですよね。駅前のゲーマーズ周辺ではオタクを指差して罵倒する集団を何度となく目撃しておりますし、とらのあな店内や、方々にある飲食店でもオタクをバカにする話題で盛り上がる人間は多いです。
秋葉原ブームとは別に、このオタクをバカにする流れは、パラサイトシングル問題辺りから連綿と続いてきたものによるのではないかと考えております。何が続いていたかといいますと、
パラサイト→フリーター→ひきこもり→ニート・下流→オタク(犯罪者予備軍)
という風に、社会のゴミというような扱われ方をする集団を次から次へと事実とは無関係に取り上げ、その都度祭りをやっているという流れです。この流れは切れるものではなく、新しいバッシングの対象が見つかると、以前のイメージに上乗せする形で雪達磨式に膨れ上がっています。例えば、
パラサイトは親元に稼ぎがあるのに居続ける人間ですよね。そのパラサイトはロクな就職口に就かず、のらりくらりと自由気ままなバイト生活をしている。中にはひきこもりやニートなどといった仕事もしないで養って貰っている人間がいるのだそうだ。実にけしからん。そんな奴等は中流よりも劣る下流人間だ。最近はその働かない人間がオタクといって、何やら怪しいことをしたり、子供を誘拐したりしているらしい。
といったようなものです。働かないからといって、家族や周辺の人間以外に迷惑をかけているわけでもないのに、なぜか多くの良識人ぶった大人が怒ったり、蔑んだりしますよね。実害はないのにもかかわらずこの様なことをするのは、自分達のコミュニティつまり、社会が不協和音を奏で出すのではないかという恐怖によるものです。単純に言えば、気に入らない!とまぁ、こういうことです。
自分の生き方を絶対化し、それ以外を認めないということです。しかしそれならば、我々オタクの生き方を絶対化して彼らに押し付けてもいいはずです。勿論そんな事を彼らが認めるなんてことはありません。といっても我々オタクは普通自分の生き方を認めてもらおうなんてことはしませんよね。理解されなくてもいいから放っておいてくれというのが基本スタンスです。
彼らは自由や平等などを信じますが、他人(自分の住むコミュニティー以外)の権利などは考慮しません。モラルだ倫理観だ、社会力だなどといって、他人の信条を曲げようとします。教育と言う名の人格強制を施そうとします。
どうも語りつくせていませんが、話がそれ始めたのでこの辺でw
自分の価値観が絶対ではない事を理解して貰わない限り、こういった少数派の締め上げや取り潰しはやまないと思います。秋葉原が良くなった。というのも彼らの価値観ですし、彼らは一切罪の意識もなく秋葉原を蹂躙します。既に警告を発しても止まらないところまで来てしまいましたね。