ADVゲームをやたらと勧めてくるオタクというのが居る。彼らは、どこがどう面白いのかを熱く語る。私からすれば、「へぇ。なるほど。良く分かったから買わなくていいや」である。中身を明かされた時点で買う気など失せてしまうのだが(そもそもさほど無いが)、自分だけだろうか。
「○○は買わないの?凄く面白かったよ!△△が良くてね、ストーリーは××が良い。ネタバレになるからあまり語らないけど・・・」
自分からすれば、○○買わないの?と聞かれた時点で購入候補から消滅する。
誰かが先にやったADVゲームなんてやりたいと思わない。
買わないで居ようが、何しようが、「何で買わないの」「買った?面白かった?」という責め苦を味わうのは明白で、ADV、つまりはギャルゲーはもういいやという空気を出すに限る。事実、テキストを追いかけるだけのゲームには全く興味が湧かないし、そういう物を買うくらいなら本を読む。本の方が安価でハズレを引いても痛くない。また、どこでも消費できる。
処女性とでも言うべきなのか、自分が天邪鬼なのか、
誰かが勧めてきたADVだけは買う気が起きない。他のゲームはそれほどでもないが、
ADVだけはどうしても無理なのだ。
もし、この感覚が一般的なものだとすれば、世間のオタクは相当に損をしている。
布教屋が居る限り、布教は失敗するというジレンマだ。
まあ、何でも布教しようと強引に勧めてくる奴は嫌われるものだが。
【本題】
加えて、オタク(ゲーマー)は全員ギャルゲーばかりしていると思うのもやめてほしい。
硬派なゲーマーだ!なんて言うつもりは無いが、自分がやっていたギャルゲーなんて、
サクラ大戦(SSとDCを買わされた原因)と、純ADVの有名どころばかり。
大してどころか、全くギャルゲーは好きじゃない。
アイマスやドリクラも持ってはいるが、ああいうソフトは起動するだけで腹が立つ。
ギャルゲーの面白さが分からない奴は「バカ」みたいな書き込みも方々で散見するが、
何を言っているのだろうと。趣味の問題もあるだろう。
が、彼らからすれば、ギャルゲーのテキストを読むのも億劫な奴は須く低学歴のDQNなんだそうです。
ギャルゲーのテキストを読んで、凄い!これ以上の文学があろうか!!
と言っている人間に限って本を読んでなかったりする。
ストーリーなんぞに期待している方がおかしかろう。
また、何にでも高い評価を付けていることがおかしいだろうと。
小説家ですら達成できない事が、エロゲー、ギャルゲー、ストーリーを重視する風を装うRPGで容易に達成できるとは思えない。ケータイ小説はバカにするのに、ギャルゲーはバカにされると烈火の如く怒る姿は滑稽だ。
私は双方を非難するつもりはありません。文章を書くという事はそれだけ難しく、高品質な物を提供するのは至難の業。目標を達せなかったからと言ってゴミクズだとは思わない。ただ、目標を達せたかどうかも分からない人間が、これより上は無いと声高に叫ぶのが滑稽だと。人のふり見て我がふり直せということです。