日本は、ゲームをリアルに!と言いながら、アニメ顔な3Dキャラじゃないと受け入れません。それは好みの問題と片付けて良いものではなく、「本物」に近いからリアルなのであって、その進化を受け入れない=ゲームが進化しないわけです。このスクリーンショットを見るだけでもお分かりかと思いますが。
BFBC(バトルフィールドバッドカンパニー)で金塊を拾いながらストーリーを進める。
巨悪と戦うぞ!といった日本人好みの勧善懲悪ではなく、金塊の為に戦う、悪人様の金塊を奪う目的で戦場を駆けるダーティヒーロー。しかも空気は微塵も重苦しくなく、アメリカは西海岸のバカなノリ。日本語無しの全編字幕スーパーでお送りします。このノリは日本語では表現できないので、英語で字幕がベストかと。
世界で最もアツいジャンル、FPSは当然かけられる時間や資金も莫大。
日本のゲームの遅れ具合を痛感するにはもってこいです。
また、BFBCの面白さは建造物が破壊できる事にあります。
グレネードやロケット弾、戦車の主砲で建造物の壁を打ち抜き、中に隠れた敵兵を炙り出したり…といった事は日本のゲームではまだ出来ていません。
それどころか、日本のゲームはまともなAIが乗っていない。
人間的に考え、動く。ここが決定的に欠如している。
ナントカ無双を見れば分かりますが(日本のゲームしかしていないと分かりませんが)、
自分のキャラにつかず離れずの斬って欲しそうな距離に居て、どいつもこいつも同じ動きをする。
本当の戦場でそんな事があるだろうか。ということです。
確かに、海外のソフトが真の戦場を再現できているとは言いません。
ただ、日本のソフトは出来ていない。0と1とでは雲泥の差なんですよ。
映像の美しさ、日本人的な美しさばかりにかまけ、日本人的な面白さと言う逃げ道を探るあまり、
ゲームの進化をやめてしまった。誰もが面白いゲームではなく、オタクが喜ぶゲームへ。
オタク用ゲームが悪いわけではありません。それしか無いのが問題なんです。
そろそろ原点回帰の時期ではありませんか?
【最後に】
このエントリーを読んでハナで笑う海外ゲーム未体験者も多いでしょう。
そういう食わず嫌い、無知、島国根性が日本のゲームを腐らせていると恥を知ってほしい。
日本ゲーム再生の芽を摘んでいるのは日本人なんですよ。