あまり知られていないクラスわけのヒミツ。案外仲良しグループはそのまま進級したりするもの。完全に運でのランダム抽選ではないという事はご存知でしたでしょうか。今回は私の昔(自慢)話とからめて少し。
・教師によるリーダーの取り合い
・ピアノが弾ける子が絶対に居る
・上下関係のある子は分ける(親の)
・運動能力は均等にする
などがあるようです。リーダーは、各クラスに1人は入れるようにするのですが、当然その子にも色々な属性が与えられていて、リーダーの質もバラバラ。先生方は生徒のドラフトをやることになります。差別的とか言わないで下さい。能力順にクラスが並んで、「3組はバカクラスだよね~」とか言われる方がずっと差別的じゃないですか。
私は高校時代は完全学力別のクラス分けを食らい、応用クラス選抜試験を2年から拒否した為に晩年2位の「都落ち」と2年、3年で言われ続けました。「運が下がる」「バカがうつる」とか。休み時間に自分と絡んだ奴が、応用クラスに戻る際、「アホの菌持ってこんといて!」と言われたとか。そんなでしたよ。自分は1年の時に、そういうクラスに吐き気がして、選抜試験を拒否した経緯があります。あれは、良くないと私は思うんです。カッコよく言えば、信念でしょうか。
私は皆さんご存知の通り、「気が違っている」とよく言われるので、そういう陰口がいくらあっても、応用クラス専用の補習授業に出ていました。応用クラスの先生に直談判に回ったわけです。先生は皆、快諾してくれました。教師が差別的空気を作っているのではなく、生徒が選民意識を持っている。17、18のクソガキが選民意識を持つなんて、どう考えてもよろしくない。幾らでも上が居るのに。
中学時代は打って変わって、完全ドラフトシステムでした。
「1-7組、第1回選択希望選手…雨龍義貴 ××小学校(野球部)」
という風にやったのでしょう。担任が自分達の事を興信所で調べたのかってくらいに良く分かっていました。しかし、このシステムも問題があるのです。
リーダーを選んでいって、どの属性も持たない子を頭が良い順に振り分けて行く。しかし、頭が良くてリーダーシップがあったりという子も多いわけで、クラスに色が出る。私のクラス等はスーパーバカだけど、スポーツはムチャクチャ出来るクラスでした。スポーツメンなリーダーを数名取ったのがまる分かりでしたね。(剣道で県2位、テニスで全国ランキング16位、私を含む小学校時代の名だたる野球バカが一同に会す)
3度の球技大会と体育祭、マラソン大会、陸上競技会の全6冠を達成したのかな。
自分のせいでマラソンの団体総合落としたから完全制覇とはいかなかった。
(両足つっちゃったんですよね…で、0.7ポイント差で負けてしまった)
そんなクラスでしたから、「お前、××スポーツ少年団の雨龍じゃね?」
「お前はA小学校のエースだったTか!」「Mタイガースの3番、4番も居るじゃん!」
とか、入学初日から大盛り上がりで。グラウンドで見知った連中でしたから、すぐに仲良くなった。
あんなことまで調べ尽くしているとしたら、教師は大変すぎる仕事です。
ちなみに、意外と思われるでしょうが、小学校などではピアノを弾ける子を入れるのが鉄則のようです。音楽会で先生が弾くというのは格好が付きませんからね。同様に、音楽の先生というのが専属で居なくても、学校には必ずピアノがムチャクチャ上手い先生が居ましたよね。
クラス分けにはスキルに応じたヒミツ、属性の謎があったわけです。
皆さんの背中には、スキルに応じたタグがぶら下がっていたんですよ。