チャンピオン等のマンガや各種雑誌で知られる秋田書店が、景品表示法違反の疑いで
消費者庁から今月19日までに指導を受けていたことがわかった。
措置の内容は、読者へのプレゼントの水増しや、実際にプレゼントの実態がなく、架
空の読者名を記載する等の方法で読者を騙したというもの(景品表示法/有利誤認)
で、問題となったのは女性向けマンガ誌であり、このほかにも複数年に渡って、同社
の雑誌にて同様の手口が用いられていたという。
(2013年8月19日18:00現在、公式HPにはこの件に関する記述はありませんでした)
元編集者の視点から述べさせていただければ、一般にこういった読者プレゼントの問
題は発覚する危険性が極めて低いため、どうとでもなるというのが現実です。プレゼ
ントが届かなくても、外れただけだと思いますからね。ただ、これは社内の鉄の掟と
して守り通せるかといえばそうではない。読者プレゼントやアンケートハガキを集計
するのは、社員ではなくバイトだったりする。そこで、待遇に不満があったりすると、
チクッとやりかねないわけです。
秋田書店さんは今回の一件で襟を正し、今まで通り、もしくは、今まで以上に楽しい
誌面づくりに励んでいただきたいところです。
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【私のせれくしょん】
相撲マンガのバチバチや、自転車レースマンガの弱虫ペダルなど、チャンピオンだか
ら読める作品が多く、誌面づくりに色があるだけに、こんなことで転んで欲しくない
んですよね。