メイド喫茶の中身についての暴露本が出せるか?!と思われるような内容もありましたが、当たり障りのなさそうな物を中心に引用させていただくとして、今回は、良いメイド喫茶を悪いメイド喫茶が駆逐して困る。という話を聞いてまいりました。
今回のテーマも悪貨は良貨を駆逐する。
良いメイドカフェ、メイド喫茶という物を勝手に定義するのは暴論かもしれませんが、私としては2005年のブーム以前にあった、単にメイド服を着た女性がコーヒーやミルクティーを運んでくるだけの喫茶店が良いメイド喫茶であると考えており、お話頂いた方も概ねこの定義で話されているようでしたので、こちらの定義で話を進めます。
既にメイド喫茶ブームも下火。良いメイド喫茶が、悪いメイド喫茶、つまりは風俗まがい、キャバクラまがい、まがいじゃないガチによって乗っ取られ、面白おかしく脚色したテレビなどのメディアによって散々弄り倒された結果、メイド喫茶はライトな風俗店というのが常識となった。
この現状に困惑する人も居れば、これは良いとばかりに良いメイド喫茶の看板を下ろし、悪いメイド喫茶に乗り換える店も目立った。また、メイド喫茶の給料は全くもって安いもので、この辺りは本物の違法エステ店以上の搾取構造だと言う。
雇われている人間は、裏で色々今日来た客の悪口で盛り上がったり、同僚のイタい子(○○星からきましたナントカりんです☆みたいな子は結構居る)を肴にウダウダやるのが一般的であること。知識として知っていても、その本人の口から細々とした情報を聞かされると、身が硬くなるような感覚を覚えました。
結局は、メディアが悪いわけで、それに流される有象無象と店にも問題がある。
誠実な商売を続けてきた店からすれば酷い風評被害であろうと思います。
純粋に良いコーヒー、良いサービスを提供するだけの喫茶店を、さもライトな風俗店だろうと思って利用しに来る客。「お姉さんは何て名前なの~?」などと聞いて許されるんですか?悪いメイドカフェでは。普通の飲食店でやってみたらどうです。ナンパないしセクハラですよ。
軽食を出したら当然のようにケチャップで名前を書いてもらえるだとか、そういった勘違い野郎が増え、店内の空気も悪くなる。今までのホール係は皆やる気を失い、風俗まがいのサービスはちょっと…とばかりに辞めていく。店としては致命的な風潮です。
最近では客引きと思われるような行為が平然と行われますし、吉原の遊郭を思わせるような、通りに面した場所にガラス張りで中に居るメイド(とは名ばかりの扇情的な服装の女性)が品定めできるシステムだとかがあり、誠実な店舗運営は既に不可能と言える状況にあるようです。
店員の女性に大きなぬいぐるみを持ってきて、「僕だと思ってください」だとか。
普通の喫茶店なわけですよ。制服が少し変わっているだけで。
スターバックスやエクセルシオール、ベローチェ、プロントの店員に同じような事をやれますか?
営業時間中にやった場合、どんなことになるか。店員は気味悪がるし、客も離れる。
離れた客の分勘違いした客が増えるでしょう。完全なセクハラ、営業妨害です。
こういった問題を解決すべく、何かしらの対策が欲しいところ。
悪いメイド喫茶を「ライト風俗喫茶」と表記させてはどうですか。
「ライト風俗喫茶店××でーす」と、チラシを配らせるんですよ。
最近では、チラシを配ってる女の子は口説いて良いと思っているオタクが多いらしく、大通りで居酒屋やその他のビラを配っていると親しげに話しかけてきて、20分、30分とビラ配りの邪魔をされるなんて事も耳にしました。
確かに、どう見ても「オタク以外にありえないであろう人物」が、自分がメロンブックスに買い物に出かけて、ちょっとゲーセンを覗いて戻ってきても同じメイド服の女性(和風のメイド服?)と話していたりしましたし、社会的に不適合な人間が相当数秋葉原には来ますし、常識や言葉が通じない連中はそこかしこに居ます。
文化の一般化は良い要素をもたらしませんね何にしても。