「アベする」って言葉に関してふと思った事。これって「エガワる」から来てるでしょ。と。折角なんで大層なタイトルにさせていただきました。中身は大したことありません。
「アサヒる」って言葉はご存知の通り、朝日新聞で途中で投げ出すという意味で流行っていると報じた事が火種となり、流行ってないのに捏造するな!
→十八番の捏造をする事を「アサヒる」って言おうぜ!
という一連の流れで生まれたものです。
この「アサヒる」の前にある「アベする」ですが、これは「エガワる」から来ているのではないか。と言いますのも、この言葉が生まれる背景にも朝日新聞が居たからなんです。
「エガワる」は、当時の「天中殺」や「ワンパターン」、「うさぎ(ウサギ)小屋」と並んで流行語になっております。「エガワる」をもじってアサヒった言葉が「アベる」であると推測出来なくもない。「エガワる」は、周囲の事を顧みないでゴリ押しする事だそうで。なんか「アサヒる」にも似てますね。
さて、江川氏がヒールとして扱われるようになった背景、即ち「エガワる」の発端とも言える物はどこにあったのか。私は当時生まれていませんが、野球ファンとして江川事件とその周辺の知識くらいは持っております。
ヒールになった瞬間は、当時の規約を見事にすり抜けた時ではなく、その後の会見にあったように思います。その会見とは、朝日新聞の記者の質問にあっさりとあしらう様に江川氏が答えたという会見です。
朝日新聞記者が「アンタ。阪神入団となったんだからちゃんと阪神のユニフォームを着るんでしょうね?!安芸市※へ行くんでしょうね?!」
※(高知にある阪神のキャンプ地。私は巨人ファンですが、それ以前に野球ファンなので野球少年時代に何度か行ってます)
と質問したのに対し、江川氏は、
「そうムキになって質問されても困るんですけどね」
と回答。
この回答部分を強調した報道が元により、力ある者が正義なのか!などと、凡才共の嫉妬以外の何物でもない思いが江川氏にぶつけられました。確かにルールの抜け道を使うというのは卑怯かもしれません。が、その影に指名されずに行きたくもない球団で選手生命を終えた人間も居るのです。この事件を受けてルールの見直し、FAや逆指名制の導入が行われたわけですから、こういった人間には感謝すべきです。法律の穴を埋めていく作業と同じだと思いますけどね。
さて、この朝日新聞への攻撃が元で、高学歴な皆様方の素晴らしい自尊心に傷が付いたのは間違いない。「法政ふぜいが」「野球しか能がないくせに」とかそんな思いを持ったのではないかと邪推してしまいます。
かくして「エガワる」は広まり、当時の影響と印象を強く残している朝日新聞周辺の人間が「アベする」などと言う似たような言葉を生み出したのではないか。私の仮説はこうなっているんですが、いかがでしょうか。