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何度でも申し上げます。少女誘拐監禁、殺人はオタクの専売特許のような扱い方をされますが、本当にそうなのでしょうか。どう考えても一般人だって同様の犯罪を犯します。しかし、一般人が犯した場合はあまり取り上げられません。年配の人間が犯した場合はなおさらです。

皆さんはこの事件を知っていますでしょうか？今年の３月に起きた事件なんですが、認知度は低いのではないかと思います。私の記憶では、この事件を少女誘拐事件として大々的に取り上げたメディアはなかったはずです。

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さて、オタクが少女を誘拐したりする。という話ですが、(オタクだからやったかどうかさえ因果関係は明確ではありませんが)一応、事件の説明になっているようですね。大衆は、「ああ。オタクだったらやりそうだ」と納得しているようですから、間違っているかどうかに関係なく、説明は成功しているといえるでしょう。

しかし、この事件の説明はどうするのでしょうか？説明できないから報道しなかった？だとしたら、メディアの私物化もここまで来たかといった感じですね。

オタクという異物に社会にとって猟奇的な犯罪という異物を背負わせる事によって、一般人は正常な人間であり、犯罪など起こさない。と、異物の切り出しに使うことが出来るオタクへの説明は明快で、多くの自分は正常だと信じて止まない人間を安心させる事が出来ますが、この事件のように、どのように説明すれば安心させる事が出来るかわからない事件は取り上げられない傾向にありますよね。

この事件を社会から切り出そうとするならば、男が無職だったという点を中心に据えてのバッシングという形式になるでしょう。絶対に犯罪とは無縁だと彼らは主張したい。その為にはどうしても何か異常な要素が必要なのです。

オタクと性犯罪を直結させたがために、報道できる幅が狭まってしまった可能性があります。これも白痴化に合わせた団塊クオリティーの影響なんでしょうか・・・。