秋葉原の誰にも教えたくない書店(デカイのでバレバレですが)に再入荷。 買ってきましたよ。保健室の死神は相変わらず無かったんですけど。 さて、リリエンタール、1~3話まで作って様子見だったのかな。4話以降はグッと画力に安定感を感じる。気のせいかもしれませんが。アシスタントさんが増えましたか?もしくは、1話から順調に良くなってきていたんでしょうかね。
まあ、連載中は気にも留めずに読んでましたし、単行本では直しが入ってるかもしれないのでなんとも。何にせよ、この独特の空気、絵のタッチは珍しく、面白い。ファンには申し訳ないんですが、そろそろ我慢ならなくなったのでジャガーを追い出してそこに収まって貰えないかなあと。もう…かつての氏はあそこには居ないでしょう?
さて、リリエンタールについて。ジャンプでは苦戦が約束されたようなマンガです。
簡単な推理とそこに内包した微笑ましさ、つまりはギャグ。
この間の抜けた感じが「味」となるわけですが、どうにもそれは伝わりにくい。
しかも、この味にも好き嫌いがあり、ネットなどでは「犬厨」などという言葉が早速出ているようです。
気に入らないものは一方的にまとめて蔑称を与える。そんな連中にこの作品をウンヌンしてほしくない。
ただ、「ジャンプ向きではない」という点は確かに。と。
そもそも、マンガとしても小説としても一本立ちする作品ではない。
この「間」の面白さを楽しむにはマンガしかないんですけどね。
そんな独特の味を持っている作品です。一度この味というものを確かめてみてはいかがでしょうか。
【紹介】
リリエンタールは日野家にやってきた「おとうと」である。
人ではない姿であることから世間に受け入れられないかと思いきや…。
リリエンタールの持つ他の人間の気持ちに反応する不思議な力とそれを取り巻く人間、
リリエンタールをRD-1と呼び、略奪を試みる組織の織り成す摩訶不思議な物語。