スーパーマンの正体はクラーク・ケント。
そのケント氏がこのたび新聞社を辞める運びとなりました。
事の発端は上司によるスクープの催促。
元々新聞紙面の娯楽化が気に入らなかった風のケント氏はこれに反発。
退社という選択をしたのだそう。
マンガですので、そういう話もあっていいでしょう。
これからは新聞ではなくネットだと思ってもおかしくはありません。
でも、プータローになったらば、特段「スーパー」ではないかもしれません。
何よりスーパーなのは、このニュースを選んだ編成担当と、
淡々と読み上げたアナウンサーの胆力。
阿部渉アナなら笑ってしまっていたかもしれません。
いや、笑ってもいいのではないかと思います。そのためのニュースでしょう。
箸休めといえば聞こえが悪いですが、アメコミ好きな私でもそう思いますから、
ニュースの中オチとして使われても、怒るような人は稀ですよ。
タイガーマスクのときもそうでしたが、放送機関が正体をバラすな!という声も出そうですが、
それはそれ。70年間も新聞社に勤めながら悪と戦ってきたんですから。
鳥でも飛行機でもなく、クラーク・ケントでいいじゃないですか。
スーパーマンのニュースポータルサイトができることを楽しみにしております。
『わたしのせれくしょん』
今回のセレクトは、スーパーマングッズなど。特にこのフィギュアは値段に見合う傑作なのですが、
どうしても踏ん切りがつかず。今、我が家にいるスーパーマンはボブルヘッド人形だけ。
これはこれで愛嬌があり、ちょっとした振動で首を振るので愛らしいのですが、
筋骨隆々のスーパーマンへの想いは断ち切れず。
あとは記者ですから、共同通信社の記者ハンドブックを。これは記者必携です。
編集者も持っている方が多数おられました。
また、講談社の編集方針を記した講談社校閲局のものは、新聞ではなく書籍向き。
元々社外秘のものがあるんですが(これは言っちゃっていいのかな?)、一般書としても
販売しているものです。膨大な量のルールを覚えねば、編集者として認められませんから、
出版社の書籍編集部門が狭き門であることも頷けます。
もっとも私は入社してから地獄を見たのですが…。
最後に、辞める前に一度読んで欲しかった本を。辞めたくなった気持ちを押さえ込むなんて、
人間にはできないと思いますが、何らかの判断の足しにでもなればと。