不思議の海のナディアコミックアンソロジーが2012年11月26日に発売されました。
この絵柄、どこかで……と思った方、鋭い。左上のグランディスなんて、まんま、ソレ。
『げんしけん』の木尾士目氏ですよね。
アンソロジーに参加するのは、木尾士目氏、okama氏、草野紅壱氏、ゴツボ×リュウジ氏、
ナイロン氏、てりてりお氏など、ナディアを愛する豪華作家陣。
デジタルリマスターでNHKより放送されている、ふしぎの海のナディアですが、
1990年当時「こんないけ好かねー女とよく一緒にいられるな」というのが私の感想でした。
まあ、今でもあまり変わりませんが。
この作品、実は元がジブリ作品だったという噂がありまして、ラピュタが根底にあるそうです。
確かにジュブナイルでプラトニックな雰囲気がありますよね。
後半に入るにつれてジブリ臭は消え、ガイナ臭さが出てくるわけですが、
ガイナ臭さというよりも、マクロス臭さといいますか。
まあ、色んな作品の切った貼ったなわけです。
オマージュ、パロディとでもしておきましょうか。
それを単なるパロディで終わらせないのがキャラクターの魅力と、声優陣。
ドロンボー一味が元であろうグランディス一味などは、名バイプレイヤーですよね。
今と昔を繋ぐ作品として、ナディアはこれからもオッサン連中の中でかがやき続けるのだと
思います。オッサンならずとも、ぜひ一度、ナディアの世界を味わっていただきたいものです。
オタクの足跡が掴めると思いますよ。
『わたしのせれくしょん』