釣りゲーとしての評価は、『糸井重里のバス釣りNo.1』以下『ふね太郎』以上。 ゲーム性は『バッシングビート』よりも劣り、『ゲットバス』の足下にも及ばない。 というのがラパラです。ラパラのルアー同様、なんちゃってっぷりが目立つ。開発はアクティビジョンだけど。 ルアーアクションの少なさ、キャスティングやランディングアクションが1種類のみ。ルアーがフリーフォールしない根掛かり無し、魚のエラ洗い、テイルウォーク無し、ウィードに逃げ込まれたりという戦略性無し…何をどうやったって食う時は食う。カラー?ルアーサイズ?何ソレ美味しいの?シミュレーション要素皆無なのが凄い。オキチョビで釣りが出来るのに、オキチョビスピナベ無し。何で1/2ozまでしか無いんだ。
ただ、アメリカンな大雑把さ、投げるだけでバカスカとアホみたいに釣れる、
日本のゲームでは絶対に出てこない複数種類の魚が釣れる。
ストレスフリーは評価すべきか?
日本のバスフィッシングゲームはせいぜい、
・ノーザンラージマウスバス(世間一般に言うブラックバス)
・フロリダラージマススバス(日本国内では一部の釣り場のみに放流)
・スモールマウスバス(比較的寒冷な地域の管理釣り場程度)
・スポッテッドバス(国内に居るのかどうか不明誰かが放流してるかも)
くらいのもんで、フロリダバスとスポッテッドバスは入ってないゲームの方が多いんじゃないか。かつて池原ダムで大熱戦を演じさせて貰ったのはフロリダラージマウス。死ぬまでにもう一度行ってみたい。リベンジマッチに。
ラパラにはストライプドバスやホワイトバス等々のバスが収録されており、レッドアイバスなんてのが出た日にはニヤリとしてしまうことでしょう。アメリカナイズされたバス釣りマニアにとって嬉しい事は確かです。 ただ、アメリカンサイズのルアーに乏しい。自分がやりたいのは、ダブルウィローリーフの1オンスというバケモノスピナーベイトをガッツンガッツン、スティック(立ち枯れの木)に向けて投げて、50cmを超えるバケモノとパワーフィッシングで闘いたいんです。なんかもう、ミノーとかいうケチ臭く日本っぽい釣りなんてわしはしとうはなかった!という感想しか沸かない。
デカいバスを狙うなら、デカい奴しか食えないようなルアーを投げて投げて投げまくる。
これが鉄則。チマチマとリグを作ってチョコチョコと釣るなんて、ゴメンです。
まあ、このゲーム、リグさえ作れないんですけどね。ソフトルアーはジグヘッドのみ。
しかも沈みません。フォール→アクション→巻き上げ→繰り返し
こんな誘い方も出来やしない欠陥品です。
糸井さん、360でもう一回出しませんか。『糸井重里のバス釣りNo.360』
【蛇足】
余談ですが、バス釣りが趣味と言う人に、過去最大のバスは?と聞かれて、58cmですと答えたら、完全にウソ吐き扱い。50cmのバスはもう30本は上げてるし、40cmを大きく超えてこないと手を開いて大体のサイズを測って返してた。手を開くと親指から小指までで21cmなんで、2回やってみてかなり余るようなら計測。40cmクラスはかれこれ100以上上げているはず。 実家の方に写真もアルバム化してあるんで、まあ、見てもらえば分かるんですけど。
どうやら、東京近辺ではバス暦10年とかで最大サイズが35cmだとか、今まで50本もバスを釣ってない人がかなり居るようで。自分の地元の川と比較しちゃいかんと言うことか。まあ、自分は1000回以上釣りに出ているわけで、東京の人間だとどうしたって遠征になるもんなあ。近くて奥多摩とかですか。
改めて環境の良さを痛感した。あの環境に慣れていると、
ラパラのバカスカ釣れる感じも受け入れられる気もする。これ自体はクソゲーですが。