大学が遂に学問の大衆化に乗り出しましたね。まぁ、既に大分大衆化されているといえばいえるんですが、今回はちょっと・・・。少子化で子供の入学が見込めないからターゲットを変更して、団塊の世代を入学させるんだそうです。しかも、大学ではなく大学院に。無試験で。
もし、シニア大学院なるものが出来、普通の大学院同様に卒業後の修士、博士を与えるようになったとしたら色々弊害がありそうな予感。何よりこの日本は年齢を重んじる傾向にあるので、若い研究者や学者より、年をとった研究者や学者が尊重されることは請け合い。無試験(口頭試験とレポート)で入学できる上に、2年で修士に必要な単位を取得する必要があるんですが、それを4年に延長することができるんだとか。
まあ、設置は仕方が無いとしても、何故若い大卒の人間をバンバン落としておいて年寄りをバンバン入れようとするのかが分かりかねます。私の周囲にも大学院で研究したいが、指導する教授に力が無い、家庭の問題、学力の問題などで入学できない人間が多々居ます。
60歳の方々を入学させたとして、最短で博士を取った場合、63歳。研究職は難しいでしょうし、教授としてもアウトなラインです。若手の育成の為に、大学院入試を撤廃するとか、緩めるといったような作業は無しに、年寄りだけ入れようってのはちょっと不公平じゃないですか?
何故に年寄りパラダイス化するのか。結局修士や博士もビジネス用ツールなんですね。免罪符と同じで、金で買ったら罪が許される。金で学位を買うんですか。いや、買わせるんですか?そんなことしていたら猛烈な速さで陳腐化が進行しそうです。価値が学士(大卒)と同じくらいのレベルまで下がるやもしれません。今後の若者は大学なんて行かない方がいいかもですw
年寄りパラダイス!っていい響きwって方は是非ワンクリを~。
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