何を今更。と思われるでしょうが、やっぱり世間にはどうしようもない人間が居ます。住んでいる世界が違うから見えてこないだけで、世間には様々なダメ人間が居る。アキバのゲーセンで、パチスロ周辺を見ていただければ分かります。また、同様にネット上にもその手の輩が居ます。
【はじめに】
オフラインでの生活では、ダメ人間と高級な人間は出会いません。住む世界が異なり、行動パターンが全く違うため、街ですれ違うのが関の山です。しかし、ネット上ではそうはいかない。ネット上にはサイトがあります。同じ「用地」を使う以上、顔は見えずとも同じ時間を同じ場所で過ごす事になる。こうなると急に目に付き出す。ダメ人間の存在が。
そして、ダメ人間はダメ人間を呼び寄せます。道端に捨てられたゴミ袋が1つ、また1つと同じ場所に増えていくように。放置自転車のかごに1つ、また1つと空き缶やペットボトルが増えていくように。ネットの害悪として違法サイトを取り締まるのもいいでしょう。しかし、こういった類の人間と、まともな人間を隔離しなければ、ネットは総じてクズの集まりだという一般社会の認識は改まらないと思います。困難を極めるとは思いますがね。
【本題】
ネット上で物を書いてる人で、ネット肯定派の人間。
私もですが、認識を改めるべきなのかもしれません。
気付き難いですが、人は自分にとって心地のいい世界でのみ生きます。
今は例えそうでなくとも、心地のいい方へ流れる。
流れた結果、自分にとって心地のいい仲間が居る世界に辿り着く。
「類友」ってやつですね。
ですから、真面目な人間の周りには真面目な人間しか居ないし、頭のいい人の周りには頭のいい人が寄ってくる。 今、改めて色眼鏡を外してネットを見回したところ、社会の公害が目に付きすぎる。
京アニと言えば、最近よく聞くアニメ製作に定評のある企業ですが、古くはパワプロのOPなんかも作ってました。この企業を讃えるコメントや日記がネット上にアップされる。賛美する動画素材が上げられる。
と、どうだろう。途端に荒れだすのである。
「京アニすげえとかw低学歴のキモオタしかいねーのにwww」
なんてコメントが平気で付く。それも1人2人では済まない。
これだけではない。人を侮辱し、脅迫することが当然のように横行している。
2chの脅迫を指しているだけではなく、個人サイトや動画投稿サイトなどでも起こっている。
「死ね」「殺す」という単語を使って、相手が死んだ場合どうなるか等を考えたことはないのだろうか。
私は根性無しなので、鬱憤を晴らすためにどこの誰とも知れない人間に「死ね」なんてとてもじゃないが言えない。額面どおりに受けとって、本当に死を選ばれた時のリスクとリターンが全く割に合わない。
春休みでバカな大学生が暇になってるからという理由がかなりあるだろうが、
ネットの悪意は想像以上に根が深い。一般化されると急に粗悪な商品の粗製乱造や、陳腐化を起こす。ネットはいよいよそういう時代になってきた。今までもそうだったが、ここ3年が特に酷い気がする。
ネットを手放しで応援する時代ではなくなった。
ネットは素晴らしい!と言うと同時に、ネットのゴミを排除しなければならない。
陶芸家は出来の悪い作品を叩き壊す。
それはプライドの他に、自分の作品の品質維持と、価格の維持の為でもある。
出来損ないを排除しなければ、品質の高い発言もゴミ扱いを受けかねない。
玉石混合と言っても、あまりにも石が多すぎる。
1万の小石の山に1つのダイヤがあったとしても、それは小石の山と称して差し支えない。