と言っても、LDは2000年くらいまでは現役だったわけですし。DVDとシェアを分け合った時期もありました。私はスペースはとるものの、付属品(特典)の多さや、描き下ろしイラストのパッケージをポスターのように展示出来ることから、LDも嫌いではありません。映像作品の入れ物としてはDVD圧勝ですが。
当方、プレイヤーを持ってません。実家にはLD/CDカラオケセット(温泉宿の宴会場にあるような)があるんですが…。LDの良い所は先に述べたような特典の豊富さとイラストの大きさ、美しさです。今のようなPC塗りでちゃちゃっとキャラを配しました!というカバーイラスト委託ではなく、原作者が描いている場合も多い。水彩画や鉛筆画も味があって良いですね。少々日焼けしたところで味だと言える風合いも。
今のDVDにメイキング小冊子や、アニメコミック(今はもう無いですよね)が付属している事があるでしょうか。ジグソーパズルが付いてたりするなんて事があるのか。パッケージが小型化したために、そして利益中心主義になったが為に色々と切り捨てられていないか。
LDの頃のアニメオタクは、1話につきLD1枚という豪気な使い方をするコレクターアイテムに5000円払っていたわけですよ。で、今のDVDはどうですか?一般家庭に普及し、誰でもデータさえあればプレス出来る。そんな時代にLDより高い価格帯で売っている。マニア(オタク)を舐めんのもいい加減にしろよ。と思うわけです。
ロクな付属品もなければ、適当なパッケージング。たまに気合を入れたかと思えば、複数版商法や、オマケ付きは高かったりという限定版商法、限定版と通常版を分けずに全品にオマケを付けてその分定価が上がっているという足元見まくり商法。
GS美神の初回版は、1~8話収録&ジグソーパズル付&椎名高志インタビュー入り…等々諸々で9000円。市価は8800円くらいじゃなかったかな。今は300円くらいで買えますが、このハリウッド映画並みの盛り込み具合で初回版9000円なら出してもいいと思える。今の時代の2話6000円ってバカなDVDとはワケが違う。
完全に舐められてるんですよね。客層が読みきられていて、売る本数が確定しているから。にもかかわらず、連中はBDを出さない。儲からないからでしょうが、個人的にはDVDで儲け過ぎだと思う。その分還元しろよと。アニメ製作サイドの意見も分かります。DVDで回収しないといけないってんでしょ?そのいびつな構造がそもそもオカシイ。TVはスポンサーが儲かるからCMを打ってくれるんであって、2次著作物まで含めてビジネス化していることがどう考えてもアレだろう。
プリキュアやケロロみたいなのじゃないとダメなわけですよ。ポンポコ雨後の竹の子みたいにアニメ化してれば、消費者が疲弊するのは当然。小ロットでコソコソといびつな形の商売をやるしかない。んな事続けるようなら、北米版や香港版のアニメDVDを輸入するぞコノヤローって話でして。日本の1/3以下で売ってますもんね。DVDBOX全話入りで4700円とか。最早、10分の1ですよ。日本語音声と無字幕、英語字幕、日本語字幕が付いていてこの価格。だったら、無字幕で見ればいいじゃん。パッケージ以外は全部同じなんだし。むしろ海外版の方がコレクターとしてはなんか…カッコイイというか。満たされる気もしますし。
まあ、アニメは中古市場で痛い目を見た方がいいですよと。
中古品が大嫌いな私でも、あの価格帯を見ると買いたくないですもん。
買うだけの蓄えが無い場合もありますが、あっても欲しくない。
いびつな業界に利益を与えたくないという、ささやかな抵抗です。
さて、私が今回購入したアイテムは全て新古品。未開封新品商品です。
・GS美神 Vol.1~3
美神令子の各種コスプレパッケージに負けて。
セラムンかGSが自分が最初に性を感じたアニメキャラだったように思う。
・エヴァ Vol.10
男の戦い等が収録されていたので。特段の理由はありません。
強いて上げれば素晴らしく美品な上に50円だったというのが理由。
・逮捕しちゃうぞ 1st. Vol.1
復刻版のコミックスの表紙にもなった逮捕の一枚絵がどうしても欲しかった。
アニメ&ゲーム棚に陳列してみた。
やはりデカい。DVDがコレクターグッズとして陳腐に見える。