秋葉原の治安が実感として低下しているという事は以前よりお伝えしておりますし、統計上も低下しているようです。それの成分分析をまともな調査ではありませんが、レポしてみたいと思います。
ここを読んでおられる方は、オタク側の人間が多いでしょう。そして、オタク側から一般人の素行の悪さを指摘するエントリーを読んで、気分を晴らす。そういった楽しみ方をなされているのではないでしょうか。それに関して私がどうこう言う事なんてありません。
しかし、残念なお知らせがございます。秋葉原で素行が悪いのはDQNだけではありません。オタの素行も悪くなってきています。旧態依然として、一般人が思い描く「オタク」像そのものが街を闊歩しています。そして、以前からお伝えしているように、迷惑をかける人間はそういうオタに多いのです。周囲の事を気にしない。空気を読まないからこその身なりと態度。これには相関がありますね。
私の立てている仮説は、「オタの素行が急に悪くなったのではなく、素行の悪いオタだけが残った」というものです。秋葉原の環境が変わり、人も変化してきました。遂に秋葉原巡礼を辞めたオタも沢山居る事でしょう。既に聖地アキハバラですらないのかもしれません。この変化に対応した人間は、バックパッカーを卒業し、服装を考え、さりげなく街にやってきています。彼らを一般人と分ける事は難しい。
私の勝手な指標として、
メロンブックスで同人等を買う客層の服装が良くなった→一般人に近い格好をオタがし始めた
と判断しております。とらのあなはランドマークの為に一般人が入り易すぎですので指標には不向きかと思って除外。
そして、問題は変化に対応しない人間。空気を読まない人間。今も昔も傍若無人な動きをし、一般人に化けるオタと、オタク比率の低下により、やけに目立ち始めた彼ら。書店では平積みのマンガを10冊前後手に取り、背表紙などの傷を確認。一番状態のいい本を選び出すと、後は適当にドサドサと放置。仲間と2~3人で立てひざ状態で座り込み、店舗の通路を完全に塞いでフィギュアを選ぶ。ゲーセンで負けると台を蹴る、殴る、コンボが入りだすと台を揺らす。レバーが折れるかと思うほどに乱暴に筐体を扱う。
秋葉原の形が元に戻ることはありませんが、良識あるオタクの皆さんにおかれましては、見捨てずにお越し頂きたい。それ以外の延命方法はきっとありません。