パチンコ、パチスロをやってるってだけで下に見たり見られたりする偏見は、マンガやゲームをやってるってだけで人間的欠陥があると思われるのと似ている気がするんですが、どうでしょうか?
サブカル!サブカル!とか言ってたのに、ここを全く考えようとしていなかった自分が情けない。いつの時代も最も素早く市場に対応するのはヤのつく系お仕事。そしてソレこそサブカルに一番最初に投資してくれる企業でもあります。
(例:ヤ系の人がエロゲー会社作ったり)
そもそも、黒社会三宝をあまり深く考えてなかった。
二次元のエロゲーやコミックの殆どが明るい社会で生産されているので、
そこにばかり目が行き、黒社会(といっても勿論合法)で生産されている
グレー商品については考えが及んでいませんでした。
グレー商品の代表がAVです。特定の名前を出したりしませんが、そのようなAVを製作していたと思います。(最近では初音○クとか)
この展開の速さ、嗅覚の鋭さは一般企業の担当者に見習ってもらいたい。
大きな枠組みで捉えれば、版権モノ同人誌もグレー商品です。法律的に本来ならアウトです。性表現というわけではなく、著作権的に。中には性表現でアウトのものもあるかもしれませんがー。
『売春・賭博・麻薬』
黒社会三宝で、麻薬には萌え要素を入れるのは難しいので聞きません。
売春はメイド~みたいなサービスは耳にしますね。
売春と限らずに性産業と広げれば、AVやメイドとデートできるだのコスプレキャバクラだのそういうのも含まれる。ここも大体熟した市場です。「萌え」によって熟したと。
そして、今回考えてみたいと思ったのが賭博。グレー産業筆頭のパチンコ・パチスロです。
巷には2006年辺りから萌えスロ、萌えパチが溢れて参りました。
自分が始めて携帯電話のアプリでスロットを遊んだのが『十字架』という機種で、
スーパーブラックジャックのRioで有名なメーカーが出した萌えスロ第2弾。
そもそもゲーム業界、特にアミューズメント業界はアダルト層を狙ったゲームを作っていたんですよ。カワイイキャラ、有名な声優、エロス…。以前にも書いたかもしれませんが(書いてないなら同人誌専用原稿だったかも)、脱衣麻雀なんてものがありましてですね。
お金を持ってる大人を対象にしていたのに、いつの間にか子供も遊べるゲーム→子供用のゲーム→もうコンシューマでよくね?と流れ流れて忘れ去られてしまっていた。極論すれば原点に立ち返っただけなんですがね。
萌えはキモイと言いますが、世の中のリーマン連中、DQN連中は必死に二次元系統のスロットをやってますし、結局キモイと言って優位に立ちたいだけで、本能的に受け付けんってわけではないと。
以前、小麦ちゃんとかエヴァとかをやってるスロッターの友人に聞いてみたんですが、「スロットは一般人の遊びであって、キャラクターがどうとかは関係ない。オタクと一緒にしないで欲しい」とのこと。ダブルスタンダードですね。マンガを題材にしたスロットが市場を席巻するという事は、とりもなおさず市場がそれを求めているということでしょう。嫌ならパチンコ冬のソナタとかやればいい。
でも、実写モノで大ヒットというのは最近とんと聞きません。
俺はオタクじゃない!好きな台は「番長と吉宗だ!」と、力説されましても、
http://
マンガ的なキャラや演出から完全に脱出したとは言えません。
日本人の多くには2次元を受け入れてしまう土壌があるのかもしれませんね。
また、作る側も日本人的な発想をするでしょうから、自然とマンガっぽいものが生まれると。
ジャンプを読むのはオタクじゃないけど、サンデーを読むのはオタクだとか、
PS3をやるのはオタクじゃないけど、箱○をやるのはオタクだとか、
フィギュアを買うのはオタクじゃないけど、ガレキを買うのはオタクだとか…
不毛な線引きでケンカしてるのを見ると嘆かわしい。
リオパラやるのはオタクじゃないけど、ドリスタやるのはオタク!
だって、リオパラはゲーム性が高いけど、ドリスタはロリキャラを見せられるだけだから。俺は違うよ!オタクじゃないよ!
もうね、皆オタクです。ゲーム性とかキャラについて考察してる時点でオタク。化粧紙にもならないような自尊心を掲げる暇があったら、他の事で努力して差をつけなさいな。と思うのは私だけでしょうか。
え?私ですか?私は差別もしない代わりに努力もしませんね。本当にすいません。
【参考】
リオパラ…http://
ドリスタ…http://
※脱衣麻雀考察は同人誌化の気運が本サイトで高まった時に書下ろしを作ろう!などとイッチョマエな気になって作った記事で、ブログで公開してなかったと思います。申し訳ありません。本になるようならお蔵入り回避って事で
※2 画像はSNKプレイモアのパチスロ機、THE KING OF FIGHTERから舞とアテナです