私は難しい事を分かりやすくしてくれるのが賢い人間、優れた人間だと信じています。今の非実在青少年問題についてオタク内で内ゲバを起こそうとしている連中は、作家も考えていないような作品論を深読みする鬱陶しい読者のようで、物事を難しくすることで悦に入る変態にしか思えないのです。
私には、このテーマを扱っている連中は、自分が頭が良い事を自慢したいだけのバカタレにしか見えません。それが良策か悪手かは別として、青少年保護と言っている人間達は純粋です(焚きつけている輩は別)。
それに対してこのテーマで名を上げてやろうだとか、自分の価値を高めようと思って参戦してくる連中が問題を複雑化させ、否定意見しか述べずに対案を出さないで学問的ではなく人間的に勝った気でいる。
出版社には、「俺達が食えなくなるからやめてくれ」という純粋な思いがあり、「青少年を保護したい」という親や社会の思いがあり、私には「学問的中立で真実を見出したい」という明確な思いがあるのですが、彼ら内ゲバ好きはオタクとしての知識も、メシのタネだからと焦る気持ちも、学問的誠実さも、親達の無垢さも持ち合わせていないので。
一番厄介な「無能な行動派」がこの問題を難解にする新勢力になりつつあるのが気がかりだというお話です。