【はじめに】
緊急のことと思われますので結論から申しますと、ほぼ間違いなく悪質なフィッシングサイトが無差別爆撃で日本の電話番号にメッセージを送りつけているだけです。放置して結構です。以下には私がなぜそう結論付けたのかを記載いたします。
巧妙なフィッシングサイトへの誘導メール
こんなショートメールが飛んできて驚かれた方も多いのでは。先日私も受け取りましたが、一瞬ヒヤッといたしました。月に数十円程度ですが、サーバーのレンタル代の足しにでもなればと運営しているアフィリエイトから支払いに関するメールがAmazonからきたばかりかつ、先日書籍と食料を注文し、今まさに発送作業が行われている最中でしたので、まさか!と思った次第です。ただ、すぐに偽物だろうと判断し、サクッと削除いたしました。残しておいて何かの拍子にアドレスを押してしまうことを避けるためです。以下にこれが偽物だと判断した理由を付します。
Amazonからのメールが偽物だと判断した理由
1)Amazonのドメインではない
Amazonのドメインはamazonのあとに.jpや、.co.jpなどがありますが、パスワード入力のlogin.pwなどというところからメールを送ってくるはずがありません。Amazonを利用されている方は、普段送られてきているメールを見れば一発です。そんな入り組んだドメインを使ってメールを送るなんて、社の体制を疑われます。デジタルに弱い方は理解できなくても仕方ないので、読み飛ばしていただければと思いますが、つまりは、Amazon社の代表印じゃなく、どこの誰ともわからん「田中さん」の三文判が押された書類が届いたと思っていただければ。信用できるはずがないって話です。
→Amazonが通常使うドメインはAmazonのヘルプページからご確認いただけます。
2)電話番号が意味不明
そもそも桁数が足りてないのでは。頭に1がつくのはアメリカやカナダからかかってきた場合の国際電話の国番号です。つまりはアメリカAmazonが私に何かいってきているか、アメリカで詐欺を働いている連中が面倒で日本の番号に偽装し損ねた、電話番号自体偽装のどれかでしょう。
3)パスワードを変更してくださいとメールアドレスに送るならまだしも
ショートメールは電話番号ですから、数字を並べて送信ボタンを押せば、運次第で相手に届きます。数撃ちゃ当たる戦法をやっているのが見え見えです。そもそもAmazonは私のメールアドレスを知っているわけですから、メールアドレスに対して不正利用されているという連絡をしてくるはずです。そういったメールを受け取ったら、メールアドレスに記載されているURLからではなく、ブックマークや検索でAmazonへ行き、個人のアカウント情報を確認、変更すればよい。不正利用を感知しているなら、アカウントは既に凍結されていたり、対処法をAmazon側が提示してくれるはずです。その点からいってもおかしい。
4)いきなりパスワードとクレジットカード情報を入力させるサイトへ飛ばすか?
まともな社会人が考えれば、いきなりログインページに飛ばして、アカウント情報とカード情報を入れてください!というだろうか。そんな失礼な会社はやっていけないのは明らか。このサイト、興味本位で覗くものではありませんが、公式AmazonサイトのHTMLなんかをぶっこ抜いて作ってあるらしく、まあよくできてる。というか、買い物しようと商品ページに行こうとすると、ご丁寧に公式と思しきAmazonに飛ばされる。(変なとこからリファラがあるなら、本家Amazonさんももっとすばやく対応してくれればいいのにとも思う)
5)社名が違う
私はwww.Amazono-co-jp-login.pwを名乗っていましたが、私以外の方はamozonやamozanなどの紛らわしいドメインでメールがきていたという報告もあります。いずれにせよ同じこと。ドメインの社名が違うんだから別会社です。つまりは、詐欺組織です。
それでも不安な方のための対処方法について
偽物だといわれても、信用しない人は少なくないはずです。振り込め詐欺やマルチ商法に引っかかる人は「それ、詐欺だよ」といわれても「そのアドバイスを疑う」のです。これはその人の性格、性質で、妙な方向に用心深い人が陥るパターン。そこで、その妙な用心深さを持つ方が納得できるような対処法をご提案します。
大前提)
Amazon公式がこのように通達を出しているのですから、ヘルプページから見に行って、ちゃんと事情を確認してください。これでも納得できない方は……
1)カードの使用履歴をしっかりチェック
一番確実な方法です。ただ、金額と利用店の名前だけ羅列されていてもピンときませんし、オンラインではなく郵送してもらって確認している方はタイムラグがあると思います。
2)Amazonの購入履歴を1、2ヶ月の間、毎週チェック
お手軽で確実です。こんなの買ってない!というものがあればすぐにわかりますからね。
3)この手の詐欺は少額→大量購入のパターンが多い
法人などで大量に買ったりしてカード情報が大量になるといった事情がある方で、1件1件精査できないのであれば、100円とか500円といった「小さすぎる出費」をチェックすると見つけやすいと思います。ウェブマネーを1000円分だけ買ってみるといった方法でカードが不正利用できるか確かめて(騙し取った相手が気づかないか確認して)、後日フランスやアメリカでウン十万円〜の買い物をするのです。
4)海外アマゾンを利用しているから心配!という方
私は個人で輸入したりしますけれども、だとしたら各国のAmazonから各国の言葉とドメインでメールがくるはずですから、日本語で、かつ「.co.jp」などという日本のドメインでは送ってこないはずです。ましてやco-jp-だし。.pwなどと末尾についていて、国のドメインでもないですし。お粗末すぎます。
【さいごに】
ここのアフィリエイトはAmazon公式のアフィリエイトツールで作成され、ちゃんとAmazonからお支払い情報をいただき、その金券が確実にAmazonで使えることを確認しております。どうでもいいことですね。すいません。
【蛇足】
こちらの情報がお役に立ち、気分がいいときにでもリンクから飛んで、水とか米とか重いものでも買っていただけると1件あたり十数円の報酬がいただけます。これにより皆さんの金銭的負担が増えることはありません。リンクをクリックするという手間だけです。アフィリエイトってどれくらい儲かるのかわかんない、だから嫌いだし怖いという方も多いことと思われます。私もそうでした。なので、稼ぎの仕組みをバラしました。私はこのサイトで2016年現在、月に40円ほど儲けております。1000ページ以上あるサイトでも、がんばってないとこんなもんです。不労所得(?)の左団扇ヤローなんて、ごくごく少数。そう邪険にするようなもんでもないんですよ。
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