「たつきを信じろ」一番たつき監督を信じていないのがカドカワだった
まさか、作中の展開がそのまま現実にやってくるとは誰が想像したろうか。けものフレンズ考察班すら思いもよらなかったのではないか。
けものフレンズは作中で、ジャパリパーク内にヒトはいなくなってしまったことを明かしている。絶滅したのか、それともどこか別の場所へ行ったのか。ヒトがいなくなった理由は完全に明かされてはいないが、安全確保のためという説が有力だ。触れられはしないが、パーク内には撃墜されたと思しき爆撃機が残っており、セルリアンとヒトの戦闘が繰り広げられたことを匂わせる。
パークガイドであった「ミライさん」は、最後までパークを維持しようとフレンズと戦っていたようだが、国か、経営者かわからないもののパークの維持困難とみて、全島避難が決まったものと思われる。
現場の人間が一生懸命に守ろうとしても、上の人間が無情にもそれを絶つ。フレンズとの絆も、文化も、すべて断たれてしまった。いま、カドカワがフレンズ(視聴者)との絆をつくった大功労者を放逐した。
一番「けものフレンズ」をみていなければいけない人間が、一番「けものフレンズ」から学ばなければならない人間が、望みを断つ。こんなむなしいエンディングを迎えようとは、夢にも思わなかった。
本当の愛などどこにもない、のだろうか。
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