【その他出版社の問題等】
一般常識問題や、要らなくなったトイレットペーパーの芯の活用法を思いつくだけ書け、雨のつく言葉を思いつくだけ書け。などが挙げられます。企業のオリジナルの試験は、とても解けないような雑学問題が並ぶ事もある。2時間ぶっ通しで試験を受ける事もあるし、英作文でお礼状を作る試験、海外の論文紀要から抜き出した文章の和訳などもある。これは総合力になってくる。大手ほど解けない問題を用意してくるので覚悟が必要だ。
また、出版社らしい問題の中では、語句や有名人について説明を行うなどがある。
当たり前な説明をしてもダメで、面白さを求める事も。不謹慎ではあるが、
【例題】
次の語句を説明せよ。
「口蹄疫」
偶蹄目が感染する伝染病で、主に家畜として飼われている動物が感染することから家畜の病として知られている。「こうていえき」と言えば某メジャーリーガーが愛飲している栄養剤と思われていた方も居られたのではないか。非常に感染力が強く、発生すれば一帯の畜産業は壊滅的な状態となるが、世界的には口蹄疫を食い止める土壌が形成されていないのが現状である。感染した家畜の肉類を食べても感染しないが、人にうつらないということではない。濃厚接触や生乳を飲むなどした場合に感染する可能性がある。
という具合に洒落を交えると、目は引く。それがどう作用するかは内容と担当者次第だが。
口蹄疫についてフォローすれば、人間が発病することは無いようだ。
しかし、感染しないわけではない。日本では感染しないことになっているが、人間が媒介して他の牛や豚にうつす可能性がある。人間には無関係というのは誤りである。
また、あらゆる問題や面接を通して言える事だが、企業はオタクを必要としていない。
オタクと事情通や専門家は違う。それだけに詳しく、他に興味が無い人間は、後々お荷物になるからだ。
酷く特定のものに執着している人間は場の空気を悪くしたり、柔軟性を欠いている場合が多い。
どの企業でも言える事だが、そういった自分の生き方と企業の風土とをすり合わせる気が無い人間には厳しい判断が下る事を肝に銘じておいて欲しい。
出版社を受ける人間には、私を含めオタクが多い。、本の虫から美少女マニアまでだ。
そういった人間は、面接の場などで少し撒き餌をされただけでテンションが上がってしまい、妙な事を延々と口走る。そうなればサヨウナラである。自分の興味のある事に話題が及んだ場合は要注意である。自制心の無い人間と思われるような出過ぎた真似はするべきではない。