某ニュース番組内で立命館大学の教授がこういった内容のことを言っておられました。
「最近世の中がマンガのようになっている。ライブドアの事件もしかり…」
つまり、マンガのような短絡思考しか持ち合わせない人間が増加したと言いたいのでしょうか?
恐らく、団塊の世代のあの教授は、我々は本を読んで育ったが、最近の若者はそうではない。単純な頭の出来でしかないからマネーゲームなんかに一喜一憂するんだ。
と言いたいんでしょうかね。マンガ=悪だと。しかし、果たしてそうでしょうか?実は一部の情報によりますと、若者が本を読む量は増加傾向ですが、初老の方々の読書量は減少傾向にあるとのこと。昔俺たちは本を読んだ。と主張する方も居るでしょうが、時代は変わるんです。
常に新しい本なり、情報なりを仕入れないと確実に遅れていきます。長年の経験やカンで今の事件や事象をはかろうということ自体がおこがましい。
平安時代から年寄りは最近の若者の言葉遣いは乱れているとか、最近の文化はけしからんと言っていたらしいですから、新しい文化が叩かれるのは宿命なのかもしれませんが、最近の毛色はちょっと違いますよね。
昔はといっても数十年前までは今ほどメディアが発達していませんでしたし、それよりも昔は情報は文(手紙)か口コミ、お触書くらいのもので、一方的に民衆が洗脳されるような事はなかった。口コミや手紙ではあらゆる人が情報の発信源であり、互いに情報を交換し合っていた。
その交換の課程で各人が情報を取捨選択し、練磨し、あらゆる物事や人柄などを推し量っていたわけです。
しかし、現状は?テレビのニュース番組はウソをつかないと信じきっている人があまりにも多い。また私のような人間が発言しても、テレビで言っている事と違うから、とか、テレビに出ていないからという理由でバッサリと切り捨てられてしまう。
情報の発信源はメディアであり、一方通行の情報しかありえない。それ以外は全てウソであり、テレビが取り上げないニュースは他愛の無いモノで、テレビが取り上げない信条は贋作であるとされています。
大体、インターネット時代は情報を選ぶ能力がないと騙される。なんて言っていますが、江戸時代なんて完全に情報の発信元の性善説に頼った情報交換しかありえなかったんですけども。
誰かがデマを流したらそれまで。それがデマかどうか見破れないと簡単に騙されてしまう。近年メディアが発達してからインターネット普及までの数十年が異常だったんですよ。
そして、その異常さになれてしまったのでメディアが全てだと思っている人が多い。そんな考えに固執している人間は、既に時代に取り残されているわけです。
そんな時代に取り残されている人間がナントカ大学教授といった肩書きでテレビで発言する。しかも専門家でもなんでもないのに立ち入った発言を繰り返す。それによって、妙な考え方をテレビを見ている人間に刷り込んで、更に状況は悪化するわけです。
田舎の親戚は、「雨龍ちゃんマンガ好きだけど人殺したらあかんじぇ?」
などと言い出す始末です。最近のメディアは先ず自分で流行を作ります。そしてその流行にのって番組を制作、最後にバッシング。これで民意を形成して最後まで搾り取るんですよね。
ニートだってそうでしょう。ニートなんてテレビが言い始め、最初はニートに同情口調で、最近はニートのせいで子供が殺されるですもんね。
同様にオタクもそうですね。萌え~→アキバ関連番組量産→オタクは犯罪者予備軍
犯罪者予備軍って…。誰もが大なり小なり犯罪者予備軍でしょうに。
こういった手法で民意を形成する間に不純物は要らない。我々のように反論する人間は取り付く島も無い。オタはオタ側で(ちゃんと喋れるw)有識者を集めて討論してみたいですね。トンデモ学者やコメンテーターの皆様と。
議会だって与党と野党、イギリスではシャドウキャビネットでしたっけ?といった反対勢力をわざわざ作るのに、メディアにはそれがない。どこそこのテレビ局は駄目だ。なんてテレビで言う人間は少ない。
完全に野放しなんですよね。やりたい放題、言いたい放題されていては我々に勝ち目は無い。どこかで逆転の一手を講じなければ収拾がつかない。何かいい手段がありましたら教えてくださいw
追伸:大学の学園祭とかで学者を呼んで討論会もいいですねw
対抗策は欲しいなって方は是非ワンクリを!
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(リンク切れ修正済みですので思う存分ぽちっとどうぞw)
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