石破元長官がとある番組で「あなたは軍事オタクですよね?」といったような質問をされ、嫌悪感を明らかにしました。元長官はオタクという言葉が嫌いなのでしょうか?w
ま、オタの称号を受けるか受けないかは別としまして、元長官の発言は興味深いものがあります。
「軍事オタクだったから長官になったんですよね?」
とまあ、どうでもいい質問を投げかけられた元長官。「軍事オタクだったから」という言葉には恐らく、兵器や外交などが好きな人間はオカシイ人だという、一般人とは違う種族、隔離したい存在という意味が含まれていることでしょう。
その言葉に対して元長官は、
「軍事に詳しい又は、好きな人間をオタクとするのはいかがなものか」
といったような発言をなされました。この言葉に続けて、
「医師が医学に詳しいのは当然、でも彼らはオタクとは言われない」
とも。発言の内容は前後の関係もありますので記事にするにあたり、趣旨を汲み、再構成したものですが、全くもってその通りですよね。
以前から繰り返していますが、軍事、アニメなどの知識はオタクであり、コスメや流行の趣味はオタクではないとするのはどうなんでしょうか?
軍事やアニメが好きな人間をオタクと言ってひとくくりにすることは集団のラベリングですからまあ仕方ないのかも知れません。彼らは3年B組だとか、卓球部だとかいう集団の固有名詞ですからね。無いと不便になることがあるかもしれない。
私、オタクです。といえば共通の趣味を持つ人間だな。と判断しやすくなるというのも利点ではあります。しかし、このラベリング作業に軽蔑や偏見を混入してはいけない。
趣味や文化に優劣があるというのはおかしな話で、人の好みは多種多様なわけですから、他人にその趣向を否定される理由も権利もないはずです。ですが、オタクは下位文化で、ファッションは上位文化であるとされることが多い。といいますか、常にそうされます。
それは、オタクという集団の名称に下位文化だという軽蔑や、ルックスが劣るという一方的な攻撃、偏見が混入しているからです。
はっきり申し上げますと、この世で一番強いのはバカです。
無知より強いものは無いです。四国には今でもインドゾウが居るんだよ。と教えた東京のチーマーは本気にしています。知らなければ、又は調べなければそんなもんか。と思ってしまう。
そんな彼らに(我々オタクにもバカは居ますが)分かりやすく教えるためには特徴を増幅させたイメージでラベリングしておかないといけない。アメリカ人が未だに「チョンマゲ」「ハラキリ」って言うのと同じです。
アフリカ人の方を東京に案内するときに、
「これはエスカレーターという乗り物で電気で動く階段です」
と自慢げにいった人がいるそうな。
アフリカ出身の方は、烈火のごとく怒ったそうです。当たり前。アフリカにだってエスカレーターがあるでしょ。無いと考えていた日本人は、アフリカはサバンナと砂漠と思ってたんでしょうね。そういった極めて狭小な部分のみを捉えないと人間は認知しにくい。
しかも日本は情報が他国に加えて手に入りやすい。そのため、余計な知識が入ってくる。それを全て子細に渡って理解するのは困難です。ですから更に単純なラベルを貼りたがる。
イタリア人はいつでも女を口説き、フランス人は肌が白くて傲慢。アメリカ人はコーラとハンバーガーが主食で、中国にはギョウザとラーメンがある。言っておきますけど、中国伝統料理に日本式のラーメンってのはほぼないですよ?ギョウザ!って言っても通じませんし。通じても出てくるのは水餃子ですから。
ちょっと知っていれば分かるでしょ。イタリアの人は口説くときは口説き、仕事のときは仕事と割り切れるひとが多いそうです。メリハリがあるんですね。ただ、口説いてるときが目立つだけ。
フランスは移民を多く受け入れていますので、肌の色は十人十色状態です。人種のサラダボウルですよね。
肌の色が一色だとか、単一民族だと考えるのは島国根性丸出しですよ。この日本だって単一民族国家じゃないんだから、他国がそうじゃないことくらい容易に想像できるはずなんですがね。まぁ、日本が単一民族かどうかさえ知らない人もいますしね。
と、ここまでつらつら書きましたが、本題。
他国の文化や人間同様に日本国内の問題にも市民はラベルを貼ります。
それが、オタク=デブ、メガネ、ロンゲ、リュック、ブサイク etc・・・です。
私、ここ(アキバ)に住んで一年ですが、あんな格好をしている人を見たのは2回です。それっぽい人は居ますけど、多数派ではない。
それだけじゃないですよね。
若者=茶髪、暴力、破壊行動、フリーター・・・
だれがラベリングしているのか?と言いますと、脳味噌の関係で子細を理解できなくなってきた方です。え?誰かって?わかってるくせにwww
と、じゃれあってみるtest。
明言すれば、生きながらにして脳が死後硬直しはじめた御仁です。
そう。オトナですね。あらゆる情報を全て知り尽くすことは出来ないので、記号化(とか言い出すとややこしいんですが)する。
ラベル(レッテル?)を貼って単純に理解したがる。で、理解する。理解したらその理解を社会に定着させる。んでもって、今のような実態を把握していないバッシングに繋がるんですよね。
実際に居るオタと、彼らの脳内のオタにギャップがある。ラベルの単純化が進みすぎて発生した弊害です。少年犯罪が増加、凶悪化、低年齢化している。といわれますが、実際増加も凶悪化もしていない。
低年齢化についてはデータも公開しない。若者は危ない存在だ。という彼らのラベルに書き込まれた若者像で話しをするからこうなる。
今一度、オタクに貼られたラベルを貼りなおす必要があるでしょうね。
と言いましても、この世で最強なのは無知ですから・・・以下略
貼りなおす作業は困難を極めそうって方は是非ワンクリを~。
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